[TVツッコミ道場]

哀愁トシちゃん、オーラゼロでオドオド、キョロキョロ……

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『職業=田原俊彦―「ありがとう」、それだけ
が伝わるならいいのに。』著:田原俊彦/ロ
ングセラーズ刊

 今回ツッコませていただくのは、6月17日放送分の『笑っていいとも!』(フジテレビ系)。

 DAIGOが司会をし、ゲストを当てるクイズコーナーで、「今日のゲストは、あのスーパースター!」と散々あおられて登場したのは、なんとトシちゃん。

 おそらく、中居くんなどのジャニーズが出ている日がNGだったり、トシちゃん好きで知られる爆笑問題・田中が出ているという理由で、この曜日が選ばれたのだろう。だが、かつて『いいとも』で自らレギュラーを務めていたにもかかわらず、終始キョロキョロし空気を気にしたり、コメントもオドオドしていたりする様子には、かなり哀愁が漂っていた。

 DAIGOも、トシちゃん相手には珍しく距離をはかりかねている様子で、「どうです? ご本人の前でモノマネなんかは?」と、田中に丸投げ。そこで田中が披露したモノマネは、ヘラヘラ笑い顔をゆすぶりながら「1本でもニンジンニンジン♪」と歌う、往年のキラキラ輝くおバカキャラのトシちゃんだった。「それじゃ、ただのバカじゃねーか!」とご本人はツッコんでいたが、追い打ちをかけるように、おすぎもこんな一言。

「私の知るトシちゃんはああだったわよ♪」

 さらに、「自宅にスヌーピーが500匹以上いる!」というコレクション話になったが、本人に語るゆとりはない。

「(キョロキョロ周りを見ながら)なんか盛り下がってる?」「なんか心配されてる?」「なんかノッてないよね?」と客席の反応を気にしながら焦るトシちゃん。

 すっかり心に傷を負ってしまったかに見えるトシちゃんに、テレビの前で「ノッてる! ノッてる!」――そんな声をかけたくなってしまうほどである。

 続いて「トシちゃんターン(歌の最後にクルクルまわるヤツ)」を披露したが、体のキレは相変わらず。体型もファッションも、ほとんど若い頃のままである。そして、髪型も……ネット上では「増毛した?」の声が続出していたが、なぜか微増方向で、若い頃のままだ。だが、これがかえって、悲しさに拍車をかけているように見える。

 「パッと見」のシルエット・動きは、「私の知るトシちゃん(byおすぎ)」のままなのに、近づいて見ると、顔にはコジワが増え、肌ツヤがなかったりと、仕方ないことだが、「トシちゃん、老けたな」の印象が拭えないのだ。

 かつて、江口寿史の『爆発ディナーショー』で、永遠に年をとらないサザエさん一家が、よくよくアップで見ると、シワだらけ……というパロディ作品があったが、アレに近い印象である。

 トシちゃんも、郷ひろみのような徹底した「ストイックオーラ」や、スター・にしきののような「開き直りオーラ」を持てたら良かったのに……。

 あるいは、いっそもっとハゲたり、太ったり、わかりやすくみっともなくなっていれば良かったのに……。

 ムダに(?)体型・動き・髪型などが往年の頃のままのため、ツヤのなさ、オーラのなさが、かえって偽物っぽい。

 いちばん皮肉だったのは、回転軸がブレ、よろけて、最終的に「顔芸」だけで見せる爆問・田中のほうが、よっぽど「本物」っぽく見えたこと。

 いまやトシちゃんに影響を受けたダンディ坂野のパフォーマンスのほうが、「私の知るトシちゃん(おすぎ)」に近いのではないかとさえ思える、現在のトシちゃんのオーラのなさ。テレビって残酷です……。
(田幸和歌子)

『職業=田原俊彦―「ありがとう」、それだけが伝わるならいいのに。』

何気に自叙伝出してたよ

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