波紋しか呼ばない実写化……

「本当に大丈夫ですか?」【推しの子】実写化、原作者のコメントにファン注目のワケ

2024/01/25 17:40
サイゾーウーマン編集部
齋藤飛鳥の画像
Getty Imagesより

 「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の大人気漫画『【推しの子】』(原作:赤坂アカ氏、作画:横槍メンゴ氏)が実写映画化されることがわかった。昨年TOKYO MXなどで放送されたアニメ版も、YOASOBIが歌う主題歌『アイドル』の大ヒットとともに話題を呼んだが「現状、実写版にはネガティブな反応が多く寄せられてしまっている」(エンタメ誌ライター)という。

 同作の舞台は芸能界。“転生モノ”というファンタジックな設定と、ショッキングな描写もいとわないサスペンス要素を含む斬新なストーリーが人気の作品で、Amazonと東映の共同プロジェクトで実写化されることになった。

【推しの子】櫻井海音、齊藤なぎさ、齋藤飛鳥出演! 原作ファンからは不評 

「主人公のアクアを演じるのは、ロックバンド・インナージャーニーのドラマーで、Mr.Children・桜井和寿の息子としても知られる櫻井海音。アクアの双子の妹・ルビー役には元=LOVEの齊藤なぎさ、2人の母で伝説のアイドル・アイ役には元乃木坂46・齋藤飛鳥が起用されています。現時点でほかに判明しているキャストは原菜乃華、茅島みずき、あの。6人そろったビジュアルも公開されていますが、ネット上の原作ファンからは不評を買っています」(同)

 原作コミックの表紙をイメージした、カラフルでキラキラとしたビジュアルとなっているものの、「安っぽいコスプレ」「なんでもかんでも実写化するな」「爆死するとしか思えない」という批判が噴出。なお、『【推しの子】』は作中で“実写化”についてのエピソードがあり、原作の赤坂氏は、今回の情報解禁にあたって「【推しの子】は芸能界に対して様々な言及をしている作品です。そして漫画作品の実写化についても触れています。良い事ばかりを言っていません。批判的な事も言っています」(原文ママ、以下同)とコメントしている。

 赤坂氏はそのほか、「キャストの皆様にも制作陣の皆様にも『本当に大丈夫ですか?』と聞きたくなる気持ちでした」「芸能界を舞台にした推しの子という作品を、漫画家の目線でなく、正に芸能界という現場で、本物の現場にいる人々が作ろうと言う気持ちはどういうものなのか そして出来上がるものはどういうものなのか 私はとても興味があります」などと正直な気持ちを告白。ファンの間では「原作者の本音が出てる」「先生も成功するとは思ってなさそう」などと注目されている。

「ジャンプ」実写化作品は成功例が増えている

「もともと漫画作品の実写化は物議を醸しがちですが、近年は成功例も増えてきている印象。例えば、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)もNetflixでの実写ドラマ化が発表された際は不安視されていたものの、昨年8月の配信開始後は世界中で話題になりました」(同)

 また、『【推しの子】』と同じ「ヤングジャンプ」(同)で連載されていた『キングダム』(原作:原泰久氏)も、実写映画が大ヒット。今年7月には、第4作目『キングダム 大将軍の帰還』の公開を控えている。今月19日に公開したばかりの『ゴールデンカムイ』も、野田サトル氏が同誌で連載していた同題作品の実写化だが、完成度の高さを評価する声は多い。

「『【推しの子】』には『そもそも実写向きじゃない』との意見があります。しかし、『ONE PIECE』『キングダム』『ゴールデンカムイ』も当初は、“向いている”とは思われていなかったはずですから、いざ公開されたら“意外とよかった”と評されることはあり得ます。ただ、バトルアクションの多い『ONE PIECE』などと『【推しの子】』の作風がまったく違うのは確か。ファンがせめて“これはこれでアリ”と感じられるような映画になるといいのですが……」(同)

 実写版『【推しの子】』は今冬公開予定。追加キャストの発表も含め、続報を待ちたい。


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最終更新:2024/01/25 17:40
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