不満吐き出しドラマ

『いちばんすきな花』第10話、衝撃セリフ3選――「ヤフコメ書いてんのお前らだろ」に反響

2023/12/18 09:30
仲宗根由紀子(エンタメライター)
今田美桜の画像
『いち花』でさらにファンが増えそうな今田美桜(C)サイゾーウーマン

 多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠がクアトロ主演を務める木曜劇場『いちばんすきな花』(フジテレビ系)。昨年10月期の同枠『silent』で一躍注目を浴びた脚本家・生方美久氏が手掛ける注目作だ。

 熱心なファンも多く、毎回放送後にネット上で盛り上がりを見せている同作。12月14日の第10話放送後には、インパクトのある複数のセリフが話題を呼んでいた。

 そこで第10話で登場したセリフの中から、特に衝撃的だった3つのセリフをピックアップしたい。

『いちばんすきな花』第10話・衝撃のセリフ(1)
「ヤフコメ書いてんのお前らだろ。このコメンテーター気取りが!」(夜々)

 友人関係にある深雪夜々(今田)と佐藤紅葉(神尾)が居酒屋で飲んでいると、偶然、近くの席に居合わせた紅葉のアルバイト先の先輩2人から、「てか、佐藤さんと付き合ってて楽しいですか?」と心ない言葉で絡まれるシーン。

 カチンときた夜々が「どういう意味ですか?」「お2人は佐藤さんのお友達ではないんですか?」と質問し、2人組から「ただの“バ先”の先輩です」と返されると、怒りの形相で「じゃあ、佐藤さんのことなんて大して知らないんですねえ? じゃあ黙ってろよ。知らない奴のこと知ったように言うな。お前らあれだろ。ヤフコメ(「Yahoo!ニュース」のコメント)書いてんのお前らだろ。このコメンテーター気取りが! バ~カバ~カ! バ~カバ~カ……」と言い放つ。

 このシーンの放送後、「『いち花』が今田美桜を介してヤフコメ民ディスってて笑った!」と大ウケするネットユーザーが相次いだ。

 なお、翌日には「シネマカフェ」をはじめ、「Yahoo!ニュース」に配信している複数のネットニュースがこのシーンの反響を記事で取り上げていたが、「Yahoo!」側に気を使ってか、どの媒体も具体的なセリフの内容には触れていなかった。

『いちばんすきな花』第10話・衝撃のセリフ(2)
「ネットニュースの見出しみたいな感じ」(希子)

 学校になじめない中学生・望月希子(白鳥玉季)が、自身を気遣う転校生・穂積朔也(黒川想矢)に対してぶつけた発言も印象深いと話題に。

 普段は保健室などで過ごす希子が、意を決して教室の入り口まで行くと、その珍しさから周囲のクラスメイトがざわつくことに。

 たまらず引き返した希子を朔也が追いかけると、彼女はクラスメイトのコソコソ話を「ネットニュースの見出しみたいな感じ」と形容し、「嘘をホントっぽく言うのがみんなうまいの。信じられる人はいいよね、傷つける側に回れて。傷つかなくて済むから」と説明する。

 この場面を受け、一部ネットユーザーから「ネットニュースに恨みがありそうな脚本だな」「この脚本家さん、ネットニュースのせいで相当ストレス溜まってそう」といった声が上がっていた。

『いちばんすきな花』第10話・衝撃のセリフ(3)
「みんなでちょっと住みますか!」(椿)

 夜々が自身に向ける恋心に気づきながらも、これまで友人関係を続けてきた春木椿(松下)。夜々がついに「バレてるからいいやって曖昧にしてたけど、私って、やっぱり可能性ないですか?」とはっきりさせようとすると、椿は「うん、ごめん」と即答。

 傷ついた夜々は「ですよね」「すみません」と大粒の涙を流すのだが、その後、椿の家に潮ゆくえ(多部)、夜々、紅葉が集合した際、ゆくえが4人で一緒に住むことを提案。

 この時、「いいね、(外に)行って(この家に4人が)帰ってくるの。みんなでちょっと住みますか!」と返した椿に、一部視聴者は「フッた直後の女と一緒に住むって、どういう神経?」「椿、サイコパスすぎて怖い」と衝撃を受けていた。

 メッセージ性のある独特なセリフが見どころともいえる『いちばんすきな花』。21日に15分拡大で放送される最終回でも、インパクトのあるセリフが期待できそうだ。



仲宗根由紀子(エンタメライター)

仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2023/12/18 09:30
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