芸能
変わりすぎ

『警視庁アウトサイダー』『女神の教室』『Get Ready!』冬ドラマは配役ミスだらけ? 西島秀俊演じる主人公は前代未聞の“キャラ変”

2023/01/30 08:00
仲宗根由紀子(エンタメライター)

 とはいえ、第4話でも歌手・尾藤イサオの顔写真がプリントされた「イサオの微糖」なる缶コーヒーが登場したり、蓮見と水木が上白石のアーティスト名である「adieu(アデュー)」を別れのあいさつとして使うなど、小ネタは相変わらず存在した。

 ただ、架川がボケるシーンはほぼなくなり、“主人公のキャラ変”ともいえる状況だ。

「この短期間に、ここまで主人公の描き方が変わってしまうドラマは前代未聞。これまで、ギャグシーンの不評ぶりから『西島秀俊の黒歴史になりそう』と心配する声があったため、現在、視聴者の中には『西島サイドが、制作側にキャラ変更を要求したのでは?』と訝しむ声も見られます」(同)

 以前から、“ボケ役の架川”と“ツッコミ役の蓮見”というキャラ設定に、「西島秀俊と濱田岳の配役は逆のほうがしっくりきた」という指摘もあった同作。今後はこのような声も減りそうだが、同様の意見は、ほかの冬ドラマにも寄せられているようで……。

「放送中の月9『女神の教室~リーガル青春白書~』(フジテレビ系)でも、裁判官役の北川景子と、法律の判例オタク役である山田裕貴の配役に『逆のほうが見応えあった』という指摘が続出。これまで、数々のクセのある主人公を演じてきた北川だけに、今回の普通すぎる役柄が物足りなく感じる人も多いのでしょう。また、日曜劇場『Get Ready!』(TBS系)も、笑わない天才執刀医役を演じる妻夫木聡と、喜怒哀楽が激しい交渉人役の藤原竜也は『逆がよかった』と言われています。両作とも、制作側はあえて俳優に、本人のイメージとは“逆”の役を与えたのかもしれませんが、視聴者の違和感につながっているようです」(同)

 大胆な舵切りが話題の『警視庁アウトサイダー』。回を追うごとに伏線が張られていることもあって、今後ますます盛り上がりを見せそうだ。



仲宗根由紀子(エンタメライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2023/01/30 08:00
アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 塩対応な私の旦那様はハイスペックな幼馴染!?~トロトロに甘やかされて開発される体~
  2. 交際ゼロ日で嫁いだ先は年収5千万円のスパダリ農家~20歳、処女を弄ぶ優しい指先~
  3. お花屋さんは元ヤクザ~閉店後の店内で甘く蕩ける~
  4. 体育会系幼馴染は世界一の溺愛男子~全人類の好感度がある日見えたリケジョの私~
  5. 淫魔上司は不器用な溺愛男子~インキュバスが魅せる激甘淫夢は人外の快感~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト