コラム
"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【年末番外編】

藤島ジュリー景子氏「ジャニーズ問題の根源」、川口春奈「八面六臂の活躍」……2022年の“女”を斬る!

2022/12/27 21:00
神林広恵(ライター)
もう低視聴率女優とは言わせない?(C)サイゾーウーマン

「女性週刊誌ぶった斬り!」を連載中の、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク・神林広恵が、今年世間を騒がせた女たちを斬る!

 2022年も年の瀬。恒例の“今年の女性ランキングベスト3”をお届けしたい。とはいえ、このランキング、極私的であり、かつ“今年輝いた女性”ばかりではないことをお断りしておきたい。

1位 藤島ジュリー景子氏

 今年、ジャニーズ事務所は激震に見舞われた。事務所の副社長で子会社・ジャニーズアイランド社長だった滝沢秀明氏が突如退任し、その直後にKing & Prince(以下、キンプリ)メンバーの脱退、退所騒動まで勃発したのだから。

 芸能マスコミにも激震が走ったが、しかし、この問題を報じる多くのマスコミは、いつものように忖度の態度を変えることはなかった。テレビはその内情をほぼ黙殺、そして週刊誌やスポーツ紙は、まるで退任する滝沢氏に問題があったかのような記事を連発し、揚げ句、キンプリに関しても、事務所に残留する永瀬廉と高橋海人を持ち上げる一方、その責任がまるで脱退する平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太にあるかのような論調に始終したからだ。ジャニーズ事務所におもねり、事務所を裏切った(辞めた)者たちを糾弾する――。

 相変わらずの忖度マスコミの構図が繰り広げられたわけだが、そんな忖度マスコミが触れなかったのが、問題の根源である藤島ジュリー景子社長の存在だ。

 ジュリー氏は、ご存じカリスマ創業者のジャニー喜多川氏を叔父に持ち、それを支えた姉・メリー喜多川氏の娘である。血筋第一主義のジャニーズ事務所にあって、ジュリー氏は生まれた時から後継者と目されてきたが、悲しいかなジャニー氏は、ジュリー氏の手腕やセンスを認めていなかったといわれる。

 しかし一方の母親・メリー氏は、ジュリー氏の後継を既定路線とした。そのため、ジャニー氏が重用したSMAPの育ての親・飯島三智マネージャーの追放劇、そして世間を震撼させたSMAP独立騒動が勃発したわけだが、今回もまたしかり、だ。

 ジャニー、メリー両氏が亡くなり、ジャニーズ事務所のトップはジュリー氏へ。しかしジャニー氏が生前後継者として事務所を託した滝沢氏や、ジャニー氏が最後に手塩にかけてデビューさせたキンプリ(の一部)は、ジュリー氏との確執がささやかれた。ジュリー氏は自分に従順ではない者を、そしてジャニー氏を慕ったタレントを冷遇した。

 結果、創業ルーツのジュリー氏が勝利した。滝沢氏の退任とキンプリの分裂・退所のキーパーソンがジュリー氏であることは明らかだ。しかし多くのマスコミは、その事実だけでなく、ジュリー氏の存在さえもスルーした。そしてジュリー氏のことを大きく取り上げた「週刊文春」(文藝春秋)はジャニーズ事務所から法的処置を示唆されたのだ。

 忖度マスコミによってベールに包まれてきたジュリー氏だが、叔父と母亡きあと、後継者としてジャニーズ事務所をどう牽引するのか。日本のエンターテインメント界に大きな影響力のある事務所トップだけに、その存在と動向には来年も注目したい。

アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 塩対応な私の旦那様はハイスペックな幼馴染!?~トロトロに甘やかされて開発される体~
  2. 交際ゼロ日で嫁いだ先は年収5千万円のスパダリ農家~20歳、処女を弄ぶ優しい指先~
  3. お花屋さんは元ヤクザ~閉店後の店内で甘く蕩ける~
  4. 体育会系幼馴染は世界一の溺愛男子~全人類の好感度がある日見えたリケジョの私~
  5. 淫魔上司は不器用な溺愛男子~インキュバスが魅せる激甘淫夢は人外の快感~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト