なりたい職業ランキング上位の現実がここに

『ONE PIECE』ルフィ役・田中真弓も「芝居を頑張ったほうがいい」とアドバイス! 声優界の「ルックス重視」の風潮による“弊害”

2022/12/23 14:06
サイゾーウーマン編集部

「声優志望者は勘違いしている」? 仕事の6〜7割がナレーション業の“現実”

 最近では、声優を志す者の間にも、「顔出しは大前提」「ルックスは大事」という風潮があるそうだが、それゆえの弊害も生まれているという。

「声優を目指す専門学校の生徒は、基本的に『アニメが好き』『推しの声優がいる』など、業界に憧れを持って入学してきます。アニメやゲーム作品の声優を務めて人気を獲得し、音楽活動やイベント出演、グラビアなどにも進出することを夢見る志願者が圧倒的に多いんです。ただ彼らは、声優の仕事を勘違いしているところがある。実際の声優は、ナレーションなど、ルックスの良し悪しがまったく関係ない仕事も数多くこなしています」(同)

 例えば、ナレーションと一口に言っても、「CMやテレビ、ラジオ番組のほか、店内放送や駅のホーム、 美術館のアナウンス、社内VTRなど、さまざま存在する」(同)という。

「このナレーションは、声優の仕事全体の6〜7割を占めます。華やかではないし、顔が出ることはないので気づかれにくいけれど、 アニメやアプリゲームの仕事よりも圧倒的に多い。今の“ルックス重視”の風潮が高まれば高まるほど、声優志望者はその現実を受け入れられなくなってしまうのでは」(同)

 歌を歌ったり、イベントに出演しなくても、「こうした“顔の見えない仕事”で活躍できるようになれば、長く声優として活動できますが、『声優アイドルになりたい』などと華やかなことばかりに目を向けていると、自分自身の可能性を自ら潰すことになりかねない」(同)という。

 声優を目指している人たちは、自分の進みたい方向や、「声を生業にする」ということをあらためて見つめ直すべきかもしれない。

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最終更新:2022/12/23 14:06
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