これからもっと増えるかも?

アイドル声優、イケメン声優が垣根を壊す!? 内田真礼、梶裕貴の“顔出しドラマ出演”にみる業界の“期待度”

2020/05/21 11:00
サイゾーウーマン編集部

 声優、アーティストとして活躍している内田真礼が、5月14日放送のテレビ朝日系木曜ミステリー『警視庁・捜査一課長2020』に“顔出し出演”を果たした。内田の女優としての仕事はこれが初めてではなく、今年2月に公開された映画『ヲタクに恋は難しい』には、本人役で出演している。

 ドラマ出演にあたり、内田は自身のTwitterで「まさかのー!!! お声をかけていただいて、ビックリしました! なかなかない素敵な機会を頂いたので、チャレンジして参りましたよー!」と告知。ファンからも祝福のコメントが寄せられ、実際に放送を見た視聴者からは「まれいたそかわいかった!」「演技も自然だし、何よりやっぱり声が可愛すぎる」「さすが声優さん」などと反響の声が寄せられた。

 近頃、声優が俳優、女優としてドラマに出演する機会が増えている。現在放送中のWOWOWオリジナルドラマ『ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~』では、イケメン声優として人気の梶裕貴がサラリーマン役で主演を務め、また、昨年放送の人気ドラマ『科捜研の女season19』(テレビ朝日系)第14話には、アニメ『美少女戦士セーラームーン』(同)の主人公・月野うさぎ役などで知られるベテラン声優・三石琴乃が登場。事件の鍵を握る謎の女という重要な役を演じ、大きな話題を呼んだ。

 エンタテインメント界で「数字を持っている」とされている声優に、ドラマ制作会社が目をつけ始めたともいえるが、こうした昨今の動向を、業界はどう見ているのだろうか。

「例えば、スタジオジブリが、主要キャストに声優ではなく俳優や女優を起用するのと逆の現象が、ドラマ界で起こっているのではないでしょうか。声優のファンは熱量が高く、“推し”の活躍はくまなくチェックしますし、またテレビ出演時には、SNSなどで番組情報を勢いよく拡散するので話題性も抜群です。今後、地上波のドラマ番組が、多くの若いファンを抱え、アーティスト活動でもアイドル的人気を誇る内田のような声優に目をつけることは増えていくかもしれませんね」(声優業界関係者)

 一方で、「声優の顔を見たらアニメの世界に入りこめなくなる」「この顔の声優が担当してるのかって思ってしまう」などと、声優の顔出し出演を、快く思わない人も存在するが……。

「よく『声優は顔出しをするな』と言われますが、声だけで演じることに長けている声優の場合、顔出しうんぬんの前に、プロの俳優や女優のように全身を使って演技をしようとしても限界があります。それは俳優、女優がアニメに出演すると違和感が生じることと似ています。異なる業種に足を踏み入れた時には必ず歪みが生じますから。俳優や女優がアニメに出演したり吹き替えに挑戦すること、また、今回の内田のように声優が地上波ドラマに出演するということは、異業種横断による相乗効果を狙っているんです。内田の場合は先に挙げた話題性と、新規視聴者の取り込みによる視聴率アップですね」(同)

 最近では、アイドルと勝負できるルックスを備えている声優も増えてきている。彼らの存在は、“芸能”の垣根を壊しつつあるのかもしれない。

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最終更新:2020/05/21 11:00
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