暗黙のママ友ルールウォッチング

シルバニアファミリーで遊ぶ娘、戦隊ものに夢中なママ友の息子。一緒に遊べない子同士の“ママ友付き合い”に悩む

2022/12/11 16:00
池守りぜね(ライター)

ママ友ウォッチャーが解説!
子どもが一緒に遊べる何かを、親が提案するのも◎

 ママ友同士の付き合いでよく聞くのは、むしろ「ママ同士は仲が良くないのに、子ども同士は仲が良い」というケース。ママ同士が疎遠だと、子どもが友達と遊ぶ約束をしたものの、相手の連絡先や住所がわからず、困ってしまうなどちょっとしたトラブルが発生しがちだ。しかしこの場合、子どもが小学校に上がると、当人たちだけで会うようになるため、ママ同士が仲良くなくても、特に困ることは生じないだろう。

 一方、今回のように「子ども同士の仲は良くないが、親同士は交流がある」というケースも確かにある。子どもも4~5歳くらいからそれぞれ遊び方や好きなものに個性が出てくるため、洋子さんの言う通り、できるだけ子どもに合わせるべきではないだろうか。親同士で会いたい場合は、幼稚園などに子どもを預けている間に会うなど、子どもを抜きにして会うことを検討したほうがよい。

 子連れで会うにしても、子どもの行動に差が出ない場所を選ぶのがおすすめ。例えば、公園ではなく、ファミレスなどで会うようにするのはどうだろう。子ども同士の交流も深まりそうだし、親の目も届く。洋子さんも真理さんもゆっくり話ができるはずだ。もしくは、子どもそれぞれ好みは違っても、ぬりえやブロックなど、みんなで楽しめる遊びを親が考え、提案するのもいいかもしれない。

 そういった配慮も、ママ友と子連れで遊ぶ際の「暗黙のルール」ではないだろうか。



池守りぜね(ライター)

池守りぜね(ライター)

出版社やweb媒体の編集を経て、フリーライターに。趣味は家族とのプロレス観戦、音楽フェス参戦。プライベートでは女児の母。

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最終更新:2022/12/11 16:00
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