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【管理栄養士監修】薬膳スープは、スーパーの食材で作れる! 夏の不調を改善する「簡単レシピ」2選

2022/08/30 19:00
池田明日香(管理栄養士)
写真ACより

 8月下旬になって暑さも和らぎ、過ごしやすい日が増えてきました。しかし、数日前まで続いた猛暑の影響で、疲れやすさや食欲の低下などを感じている方も多いのではないでしょうか。夏の不調の原因は、意外にも体の「冷え」にあるのだとか。その場合は、食事と生活を見直すことで、体の不調を改善できるのだといいます。

 ということで今回は、夏バテ対策に役立つ食材と、食欲がわかないときでも食べやすいスープのレシピを、管理栄養士・池田明日香氏に教えてもらいました。

1. 夏に起こる不調の原因とは?

 暑い日は、体の中と外からクールダウンしたくなりますよね。しかし、胃腸まで冷えてしまうと、体の不調を招くこともあるんです。

1-1.夏は胃腸の冷えに注意

 冷たいものを飲みすぎたり、冷房の効いた室内で長時間過ごしたりすると、胃腸が冷えやすくなります。また、汗をかくと体内の水分が出てしまい、全身の血液量が不足気味になるので、胃腸まで届く血液が減ってしまうんです。すると、胃腸の動きが悪くなり、消化不良で腹痛が起こったり、便秘や下痢になったりすることも。腸の動きが悪くなると腸内に老廃物が溜まり、悪玉菌が増えて、腸内環境が乱れてしまいます。

1-2.自律神経の乱れが、夏バテを引き起こす?

 暑い外とエアコンの効いた室内の温度差が大きいと、体温調節のために体に負担がかかります。また、夏は強い紫外線や、連日の暑さによるストレスも重なり、自律神経が乱れがちになるのです。ストレスがかかって交感神経が優位になると、腸の動きも悪化。逆に、リラックスして副交感神経が優位になると、胃腸の働きは活発化するため、自律神経を整えることは腸のためにも大切だといえます。

 夏の不調を和らげるためには、冷房や紫外線への対策、睡眠の環境を整えることが必要。長袖の羽織ものやストール、紫外線対策の日傘などを活用してみましょう。

1‐3.夏の不調を体の中から改善するには?

 腸の環境が乱れやすい夏こそ食事を意識して、内側から体調を整えましょう。具体的に、役立つ食材をご紹介します。

■たんぱく質:肉類、魚類、大豆・大豆製品、乳・乳製品

 たんぱく質は、筋肉や血液の材料になる重要な栄養素。不足すると、筋肉量が低下して代謝が落ちたり、血液の減少で酸素やエネルギーが体に回らなくなったりと、不調を招く原因になります。肉や魚、大豆製品などのたんぱく質を、毎食とるように意識してみましょう。

■鉄:レバー、赤身の肉、あさりなどの貝類、ひじきなどの海藻類、小松菜、大豆製品など

 鉄は、たんぱく質とともに血液のヘモグロビンを構成する重要な成分。不足すると貧血になり、頭痛や倦怠感、疲れやすいなどの症状を感じることがあります。鉄は汗と一緒に流れ出てしまうので、特に夏場は意識して摂取しましょう。ビタミンCと一緒にとると吸収がよくなるので、レモンなどの柑橘類、パプリカやブロッコリーなどの野菜と一緒に食べるのがおすすめです。

■体をクールダウンする食べ物:トマト、きゅうり、ゴーヤ、なす、冬瓜などの野菜

 みずみずしい夏野菜には水分やカリウムが多く含まれていて、汗とともに失われた水分を補給するのに役立ちます。カリウムは体内のナトリウムを排出する作用があり、尿とともに熱を放出して体を冷やします。ただし、食べすぎると胃腸の冷えにつながるので、体を温める作用をもつ生姜とあわせたり、加熱してスープとして食べたりすることをおすすめします。

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