暗黙のママ友ルールウォッチング

東京ディズニーランドで、ママ友の行動にあぜん! 「自分の娘の写真しか撮影しない」のは非常識?

2022/07/24 18:30
池守りぜね(ライター)

東京ディズニーランドのシンデレラ城で、ママ友の行動にあぜん

 そんな美沙子さんの娘の対応に不安を抱き、「もう1人ママ友がいたほうがいい」と考えた泉美さんは、桂子さん(仮名・40歳)もディズニーランドに誘ったという。

「例えば、ご飯を食べる時なども、『場所を取る係』『注文や片付けをする係』『子どもを見る係』と役割分担できるので、3組で行ったほうがいいかなと思ったんです。桂子さんは娘と同じ6歳の女の子のほかに、3歳になる男の子もいるので、普段はなかなか遊園地にも行きづらいと言っていて……だから『私たちと一緒に行こうよ』と誘いました」

 こうして3組の親子でディズニーランドに行くことになった泉美さん。しかし、その当日、美沙子さんの態度で気になることがあったという。

「舞浜駅に着いたら、まず子どもたちだけで集合写真を撮ったんですが、美沙子さんは、桂子さんの息子が疲れてぐずっているのもお構いなしに、かなり時間をかけて撮影していました。入園後も美沙子さんは、常にスマホを持って、写真撮影をしていたのですが、その被写体は自分の娘ばかり。一方の桂子さんは、下の子を抱っこしている時間が多く、なかなか自由に写真を撮ることができていなかったので、正直、『自分の娘だけじゃなくて、桂子さんの娘も撮ってあげればいいのに』って思っていました」

 泉美さんは、なるべく子どもたちが3人でいるところや、桂子さんの娘を撮影するように気をつけていたという。

「シンデレラ城には、ガラスの靴が展示してあるスポットがあり、ゲストが履くマネをして、写真撮影することもできるんですが、美沙子さんはここでも娘の撮影に没頭。しかも娘が『もっと撮って』と駄々をこねていたんですよね……。列ができているのもあって、うちの子や桂子さんの娘はぱっと撮影して済ませたんですが、美沙子さんの行動にはあぜんとしました」

 そして後日、LINEグループのアルバムで写真を共有した際に、泉美さんは驚いたという。

「美沙子さんの撮った画像が、想像以上に自分の娘ばかりだったんです。当日の楽しそうな雰囲気は伝わってきたのですが、ママ友グループで遊びに行った時って、普通、自分の子ども以外の写真も撮影しませんか? 今はLINEで写真を共有するのが基本なのに、自分の子どもの写真しかないって、非常識というか、周りから浮いちゃうと思います。『ママ友グループで遊びに行った時は、自分の子ども以外の写真も撮ってシェアする』。これって暗黙のルールといっていいのでは」

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