コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第598回】

自称「神を操る力を持つ」呪術師との関係に見る、市川海老蔵の罪深いオカルト体質

2022/04/19 21:00
神林広恵(ライター)

 先週、先々週と映画・ドラマ界の性加害、性暴力についてスクープ、大きく取り上げてきた「週刊女性」だが、今週もまた性加害についてスクープを放っている。今回俎上にあがった性加害者は女性ポートレートを主戦場とする有名写真家の藤里一郎だ。

 そして告発したのはグラビアアイドルのA子さん。その告発内容は、またしても卑劣極まりない。カメラマンという立場を利用し、撮影と称して密室で2人きりになり性的な行為に及ぶ。これまでのケースと同様、立場の弱い女性に対する卑劣な行為だ。

 しかも藤里は「週女」の取材に対し、「大前提として、恋愛関係にあった」「仮に女性が嫌がっていたとしたら、絶対にやめます」などと、事実を否定している。このコメントに対し、A子さんは怒りをあらわにしたというが当然だろう。しかも藤里から性暴力を受けたのはA子さんだけではないらしい。別の女性は藤里に対し訴訟を起こして係争中というのだ。

 今度また別の被害者が告発する可能性も高いから、引き続き「週女」には頑張ってほしいが、今週は「週女」だけでなく「女性自身」も性加害の告発記事を掲載している。

 「週刊文春」(文藝春秋)が報じ、すでに8人もの被害者が告発した映画監督の榊英雄だが、「自身」ではさらに別の女性3人から榊による性被害の証言を得て、その“手口”を明らかにしている。その手口はほかの8人同様、監督という立場を利用したもので、その悪質性、常習性が証明された形だ。

 本欄で何度も指摘したが、こうした記事、告発はよい意味で連鎖する。卑劣な“性犯罪”を撲滅するためにも、一過性ではなく継続的に取り上げてほしい。

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