コラム
仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

榊英雄と妻・和、被害者よりも「身内」に触れた公式コメントに読み取る“芸能界の体質”

2022/04/15 21:00
仁科友里(ライター)

 自身の娘たちの気持ちを尊重し、今後について話し合うのは時間がかかったと明かしたあと、「家族がありながらの夫の行為に対して許せないものがありました」と書かれている。さらに、「妻として、母親として、今家族を世の中にさらさなければならないような状況を作った夫を容認して生きていくつもりはありません。今わたしがすべき事は、 娘たちを全力で守る事と、わたし自身の心を守る事です」と、離婚は娘たちを守るための決断だと明かしていた。

 率直な気持ちをつづったのだろうが、被害者がいる問題に関わる公式コメントとしては、不適切なのではないだろうか。というのは、言うまでもなく、家族がいる人もいない人も、性加害をしてはいけないからだ。

 繰り返しになるが、榊は謝罪文で、被害者である女性たちをすっ飛ばして、プロデューサーや観客など、自分の仕事に関係がある人、もっと言うと、自分に直接的なメリットをもたらす「身内」から順番に謝罪した。妻の和も、榊を許せなかった理由は「家族がありながら」性加害を行ったことで、やはり「身内」を傷つけたことを挙げている。2人が文書でわざわざ「身内」に触れたのは、偶然なのだろうか。

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