コラム
仁科友里の「女のための有名人深読み週報」

「飲んでも子どもの弁当は作る」は、一昔前の“いい母親”? 相川七瀬&YOUの発言に思う時代の流れと“ウリ”になるキャラ

2021/11/11 21:00
仁科友里(ライター)

 しかし、時代は今、ジェンダーレスの方向に向かっている。相川の発言に話を戻すと、彼女は飲み会に行かない自分を「つまらない」と感じているため、「子どもたちのことを全部やって、主人がいいよって言ってくれたら行く」と話していた。ある程度年配の人、または保守的な人なら「夫を立てて“主人”と呼び、家のこともちゃんとやった上で出かけて、翌朝はまたお母さんに戻るなんて偉い」と思うだろうから、このエピソードは特定の層に向けたイメージアップにつながりそうだ。

 一方で、時代の流れを鑑みると「なぜ夫を“主人”と呼ぶのか」「夫が飲みに行くことは当たり前とされているのに、どうして妻は遠慮しなくてはいけないのか」「母親が弁当を作らなくてはいけないという決まりはない。翌日のお弁当は父親に作ってもらったらどうか」と感じる人もいて、そういう人が増えている。こうなると、相川のエピソードはイメージアップにつながらず、むしろちょっとした炎上を招くかもしれない。

 結婚している女性芸能人が“いい母親、いい妻”をウリにしたエピソードを披露することは、これまで当たり前だったが、価値観が多様化する今、必ずしもプラスの結果になるわけではないと思う。この状況に困る芸能人は少なくないだろうが、私は相川に提案したいキャラクターがある。

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