コラム
【連載】堀江宏樹に聞く! 日本の“アウト”皇室史!!

皇室の“歴史的”な危機を呼んだ、眞子さま数々の言動…… かつてない国民の批判と憎悪の中で人気回復のチャンスは?

2021/10/23 16:30
堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト)

――今年の9月30日には、小室佳代さんの代理人の弁護士・上芝氏が元婚約者との金銭トラブルについて、「母親はなんとか対応しようと決意して試みました。しかし、心身の著しい不調があり、残念ながら対応」できていないまま、と「女性自身」(光文社)の取材に回答しています。

堀江 その「母親」って呼び方、違和感ありますよね。それはともかく、眞子さまは、こういうことを平然と行う人たちを諌めるどころか、全面的に肯定しておられ、嘆かわしい限りです。「事情があっても、たくましく生き抜こうとしている方たち」と脳内変換なさったのでしょうか。

 一方で、小室家から結局なんの説明も、また弁明もなかったことへの国民の不満、眞子さまご本人がそれを黙認どころか、小室さんたちの背中を押していたので国民の不満は強まるばかり……。

――これほどまでに皇族に対する国民全体の批判が強まったのは見たことがありません。

堀江 まさに歴史的なことだと思います。かなりの危機ですよ。革命前夜といってもよいくらい、荒んだ空気が流れています。

 眞子さまが、いくら「私的なご参拝」とはいえ、通称”十二単”ではない、洋装で宮中三殿参拝を行った件は、世間ではそこまで注目を浴びていないようですが、とても残念でした。眞子さまのドレスは、御陵などへの参拝で着ておられるデザインのものであろうとは思われますが、宮中三殿への参拝にはさらに格式の高い衣服が“ドレスコード”として必要で、それが“十二単”なのです。公式参拝ではないのだから、ドレスでいいでしょう? という人間側の理屈は神様の前では通りません。

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