ドラッグストアでプロが選ぶ、“ヘアカラー”「おすすめ&ガッカリ」6選! 花王、マンダムなど定番から新作までジャッジ!
「髪色戻し」やミストタイプのヘアカラー剤でおなじみのメーカー・ヘンケルジャパン。今回選んだ「フレッシュライト」シリーズは、誰もが一度は見たことがあるだろう定番商品ですよね。それだけ長い間販売されているカラー剤なのですが、思い通りの発色になりにくいのが気になります。
カラー剤を購入する際、パッケージのイメージを参考に商品を選ぶことが多いと思いますが、ブリーチではなくヘアカラーでここまで鮮やかな発色にするのは、非常に困難。「思い通りの色にならなかった……」と落ち込むことになるかもしれません。
髪質にもよりますが、使用後のきしみも強め。もともとハイトーンの方や、明るさ重視の方にはいいかもしれませんが、色味の深さや色持ちを考えたら、積極的にはおすすめはしないですね。
【セルフカラーイマイチ:その3】シュワルツコフ「ボンディング・ブリーチ」/1,650円
プロの間では有名なメーカー・シュワルツコフが、今年3月に全国発売を開始したばかりのブリーチ剤です。ヘアサロンで話題の「ボンディング・テクノロジー」を採用し、ハイトーンにしても髪が切れにくいのが特徴とのこと。
では、何がおすすめできないかといえば、1剤と2剤の“比率”がほかの商品と違うのです。商品仕様を見ると、1剤が25g、2剤は75mlで1:3の比率になっていますが、市販のカラー剤やブリーチ剤は1:2の比率になっているものがほとんど。この2剤は「オキシドール」という薬品で髪を脱色する働きがあり、ダメージ原因の一つでもあります。サロンでの使用比率は1:1なので、2剤の割合が多い市販のカラー剤やブリーチ剤は、髪が傷みやすくなるわけです。
サロンでブリーチを行う際、2剤の量を増やしてハイトーンに仕上げることもありますが、プロの施術でもまれにトラブルが起きます。「髪が切れにくい」と謳う商品であっても、すでにダメージのある髪や、敏感肌の方は使用を避けたほうが無難でしょう。
セルフカラーは“どこから”染めるのが正解? 失敗しないコツを伝授
最後に、セルフカラーの豆知識を一つ。薬剤を塗布する際に、つむじのあたりから始める方が多いのではないでしょうか? セルフカラーでは、自身が鏡に映る部分はもっとも染まりやすく、えりあし部分が一番染まりにくい傾向にあるので、最初に塗布するのは、えりあしの生え際をおすすめします。
正面の根元部分は特に染まりやすいため、「生え際だけ明るくなりすぎた!」という失敗談はよくある話。また、薬剤の放置時間は仕上がりの“生命線”といえるので、しっかり守るようにしましょう。