[ドラスト・ヘア用品レビュー]

ドラスト&通販で買える「ヘアオイル」ベスト・ワースト3! あの人気商品は「安全性気になる」「コスパ悪い」!?【BOTANIST、ロレアル他】

2021/04/29 17:00
AKKO(ライター)

 ドラッグストアの売り場を席巻する、ヘアケア用品。化粧品はその場で色味や使い心地を確認できますが、シャンプーやヘアカラーなどはそうもいきません。「こんなはずじゃなかった……」と落ち込まないために、元美容師・AKKOが“おすすめ&ガッカリ商品”を独断と偏見で選んじゃいます!

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写真ACより

ピュアオイルとヘアオイルの違いとは?

 髪のダメージを最小限に食い止める「ヘアオイル」は、髪の状態を美しく保つヘアケアアイテムとして欠かせません。サロンで使用される高品質なオイルは、数滴で見違えるような美髪を得られますが、当然、市販品と比べると割高。一方、ドラッグストアや通販サイトには、手頃に買えるヘアオイルもありますが、仕上がりは千差万別です。

 最近では、天然成分が多く用いられ、全身への使用も可能な「ピュアオイル」を、直接髪に塗布される方も多いのでは。「ヘアオイル」との違いを簡単に説明すると、「ピュアオイル」は植物のあらゆる部位から抽出した“天然の液体”のことで、100%天然素材だけで抽出した精油を指します。一方の「ヘアオイル」は、毛髪の水分や油分を補うほか、髪のダメージをケアする目的とした成分が配合されたもの。このことから、髪への使用を目的とするならば、「ピュアオイル」よりも「ヘアオイル」が最適だといえます。

 そこで今回は、ドラッグストアや通販サイトで販売されている「ヘアオイル」の中から、サロン並みの仕上がりが期待できる「おすすめ商品」と、残念な成分を使用した「がっかり商品」を3品ずつ紹介します。

【おすすめ:その1】アハロバター「オーガニック ボタニカル ヘアーオイル アウトバス ヘアケア」95ml/1,320円(税込)

 こちらのオイルは2018年にアメリカで先行発売され、以降は世界中で人気となった商品。天然植物由来のシアバターと20数種類のオイルが素早く髪になじみ、ダメージを補修します。この商品の最大のポイントは、シアバターやカカオバターなどの濃密なバター成分6種の使用料が、同社で販売されていた従来品に比べ、200%もアップしているところ。

 それでいてベタつきは抑えられており、しなやかでサラサラとした使用感が高評価です。この商品は髪にツヤを与えて美しくまとめる補修効果に優れていますので、パーマやカラーリングによるダメージ以外に、加齢による髪のパサつきなどにも効果があるでしょう。

 なお、「アルガニアスピノサ核油」という成分が含まれていますが、これはモロッコ原産のアルガンオイルで、アルガンの木1本から1リットルしか採れない貴重なオイル。それがこの良心的な価格で買えるのも魅力的ですね。梅雨時期のうねり対策にも、一役買ってくれるはずです。

【おすすめ:その2】BOTANIST「ボタニカルヘアオイル(ダメージケア)」80ml/1,870円(税込)

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BOTANIST「ボタニカルヘアオイル(ダメージケア)」

 髪にツヤと潤いを与える保湿成分と、ダメージ毛に吸着して、外的ダメージを軽減する役割を兼ね備えたオイル。「ゼイン」という成分が配合されていますが、これはカラーの色持ちや髪の強度を上げる保護効果があり、「セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク」はダメージを受けた髪の内部に成分を行き届かせ、パサつきを改善しながら補修する効果があります。

 なお、髪を洗ったあとに少量のオイルを毛先になじませ、ドライヤーで熱を加えると、この商品の効果を最大限実感できるはず。ハイクオリティな成分が多く使われているため、髪や肌へのリスクがほとんどなく、安全性が高いのも大きなポイント。お値段以上の逸品ではないでしょうか。

オーガニックラベルの裏側
なんか良さそうに聞こえる「オーガニック」に気をつけよ