カルチャー
[再掲]インタビュー

YouTuber・ゆたぼん、「中学校に行く気はありませーん!」と堂々宣言!! 「心理カウンセラー」である父親への違和感と疑問

2021/04/09 20:22
サイゾーウーマン編集部

 また杉山氏いわく、「心理カウンセラー」と名乗る中村氏や心屋氏の言動には、臨床心理士や公認心理師とは違うかもしれないと感じるところもあるという。

「中村氏は、『あきらめる勇気 人生はあきらめが9割 残りの1割で幸福になる方法』(ハート出版)という本を出しているそうですが、最近は心理療法でも『あきらめること』の意義が注目されており、あきらめることを提案することについては、科学的にも間違っていないと思います。しかし、臨床心理士や公認心理師は、特定の価値観や一つのやり方、考え方でみんなが幸せになれる、 という考え方は絶対にしません。幸せの形はみんな違っていいから です。その人なりの幸せを科学的に十分に考えて、その人が幸せに なれる可能性が高いことを提案します。したがって『本気で働きたい人がガッツリ稼いで、そのお金を働きたくない人にまわせば、みんながハッピーに暮らせるのではないか?』という発信は滅多にしません。この考え方で誰が幸せになれるのかよくわかりませんし、その科学的な根拠も良くわからないからです」

 また、心屋氏は、「自分の性格を変えることで問題を解決する」というカウンセリングが好まれ、一部で絶大な支持を集める心理カウンセラーであり、ネット上では「宗教のように見える」「心屋氏に依存しているような人も見受けられる」などとも指摘されているが、杉山氏は「心理カウンセラーの仕事は、クライアントを“カウンセリングの必要がない状態”にすることが目的であり、クライアントをファンにしたり、依存させたりすることは目的ではない」と断言した。

「心理学という科学に基づく心理カウンセラーにとって必要なのは、『心とはわからないものだ』という前提に立って、心を考える合理的な手がかりをたくさん持つ努力を続けることだと思います。それが人の心を科学的に学ぶ必然性にもつながってきます」

 最後に「臨床心理士、公認心理師も、そして心理学という科学も“絶対的な存在”ではないとは思います。大事なことはカウンセリングを受ける人が幸せになることです。そのためには、自分はどんなカウンセリングを求めているのかイメージを持ち、自分に合った人を見つけることが大事です」とアドバイスしてくれた杉山氏。「心理カウンセラーという職種自体には資格がない」からこそ、受ける側には、心理カウンセラーを見極める目が必要とされるようだ。

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最終更新:2021/04/09 20:22
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