コラム
プウ美ねえさんのエプロンメモ

セクハラ上司に「痩せたこと」をからかわれたら……プウ美ねえさんが伝授する“笑わない”切り返し

2021/01/29 17:30
熊田プウ助(マンガ家)
(C)熊田プウ助

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

<今回のお悩み>
「コロナ禍でダイエットを頑張ったのですが……」
 プウ美ねえさんに相談があります。コロナ禍でダイエットを頑張り、結構痩せることができたんですが、テレワークでまったく出社していないので、いざ同僚や上司に会うことになった時、セクハラ的な言動が目立つ彼らにどんな反応されるか、気がかりです。痩せたことをからかわれたら、こちらはどう切り返せばいいか、ぜひアドバイスをお願いします。(麦茶さん、34歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 英会話教室にかよっていたとき「ほめ」の授業がありました。生徒同士ほめあうのかと思ったら外国人講師一人を全員で1時間ほめるというもので、「恥ずかしくないのかしら」と驚きつつも、たいへん印象に残りました。「他人へのコメント」について考えるよい機会になったものです。

 まず、ほめるつもりでも、ひとの肉体について具体的なコメントをしてはなりません。これは基本のマナーですが知らないひとが多いです。豊満グラマーに憧れるのに病気で太れないとか、小柄が理想なのに高身長とか、本人には変えられない事情というものがあります。「スリムですね」も「モデル体型ですね」も、だれかにとってはいやな言葉なのです。かわりに、髪型や服や靴を盛大に褒めましょう。美意識をほめるのは間違いがありません。ほめられた側も謙遜せず「ありがとうございます」だけ言うのがよろしい。それを広め繰り返す以外に、肉体へのコメントを減らす方法はありません。がんばりましょう。

 とくに年長者から若者への気安い肉体コメントは多いです。おねえさんはおせっかいなので「それはマナー違反ですよ」といさめますが、第三者に言われても納得できないようです。あなたのような、まだ言われてないコメントすらも心配になってしまう真の当事者が声をあげねばなりません。「からだのことを言われるのは不愉快です、やめてください。ほめるなら髪型や服にしてください」と、はっきり言いましょう。へらへら笑わず、びしっと、です。相手が上司だろうが年上だろうが、むこうがマナー違反なのですからそれぐらいショックをあたえてよいのです。こわいかもしれませんが、がんばりましょう。

【今月のエプロンメモ】
はんたいに、セックスする間柄では、たくさん肉体をほめて盛り上げましょう。はだかを見せたのにノーコメントではつまらないものです。「おっぱいの形ほめて」「ちんこの太さほめて」など、自分からほめ言葉を指定してもよいのです。「なんて言われたらうれしい?」と聞いてあげるのも親切でよろしい。

熊田プウ助(マンガ家)

1969年生まれ、ゲイ漫画家。『ホモ漫画家、ストリッパーになる』(実業之日本社)、『世界一周ホモのたび 狂』(ぶんか社)など著書多数。

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Twitter:@kumadapoohsuke

最終更新:2021/01/29 17:30
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