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TWICEジョンヨン、ミナに続く精神的不調で活動休止 頚椎椎間板ヘルニアの手術直後も稼働していた

2020/10/19 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 10月17日、TWICEのジョンヨンが当面の間、活動を休止すると発表された。

 TWICEの所属事務所・JYPエンターテインメントの発表によると、ジョンヨンは心理的に大きな緊張状態にあり不安を感じており、専門的な医療措置と休息が必要と判断したという。

 TWICEは26日にアルバム『Eyes wide open』をリリースするが、この作品のプロモーション活動はジョンヨン以外の8人で行うという。10月20日はTWICEのデビュー5周年だが、周年を祝う行事も残されたメンバーで行う可能性が高い。11月18日には日本シングル「BETTER」のリリースも決まっているが、こちらの活動に関しての発表はない。

 TWICEメンバーが精神的な問題で休養せざるを得なくなったのは今回が初めてではない。2019年7月にもミナが「ステージに立つことに対して極度の緊張や不安を感じる」といった精神面での不調が原因で長期間の活動休止を余儀なくされている。その後、今年2月に本格的に復帰したばかりだった。

ジョンヨン「辛い姿を隠しきることが出来なくて、申し訳ないです」
 ジョンヨンはメンバーの中でもとりわけ「メンバー愛」に溢れるメンバー思いな人物である。

 5周年を記念したインタビュー動画「ONCE upon a TWICE, 5 Years」(10月9日公開)でジョンヨン、復帰したミナに対して、<本当に元気になって私はすごく嬉しいよ。心を分け合うことができて、私は本当に幸せだよ。いつもミナが辛いときや嬉しいときとかね、たくさん話してくれたらいいなって思ってる。いつも見守ってくれる8人がいるから力を出して。また私たち一緒に元気に、いつまでも楽しく過ごそう。(このコメント)結婚する感じじゃない(笑)?>との言葉をかけていた。

 メンバーのことを思うあまりカメラの前で感情を爆発させ、涙を流したこともあった。2018年12月に公開された動画「TWICE TV 2018 EP.14」でジョンヨンは、過密スケジュールに苦しむメンバーを心配し、泣きながらカメラに向かってこのように語りかけていた。

<メンバーたちも、すごくすごく大変な思いをしている状況です。隣で力になってあげたいのに、力になってあげられないような気がして、申し訳ない気持ちになって。いつもファンの方々にも笑う姿だけを見せないといけないのに、辛い姿を隠しきることが出来なくて、申し訳ないです。(中略)これから残った2018年、みんな健康に過ごしてほしい。ケガをしないで>

 このときは日本のアリーナツアーと、ミニアルバム『YES or YES』の製作が重なったことからメンバー全員が苦しむ過密スケジュールとなったわけだが、それはいまに至ってもあまり改善されていない。

 K-POPアイドル自体が早いスパンでアルバムをリリースするうえ、人気のあるグループは世界ツアーも組まれるため、過密スケジュールになりやすい。しかし、そのなかでもTWICEは突出してリリースペースが早い。

 2020年でいえば、6月に韓国ミニアルバム『MORE & MORE』、7月に日本シングル「Fanfare」、9月に日本アルバム『#TWICE3』をすでにリリースしている。そして前述の通り、この後には韓国のミニアルバムと日本のシングルが控えている。他のアイドルと比較すると、BLACKPINKは10月にアルバム『THE ALBUM』をリリースしたのみ。いかにTWICEのリリースペースが早いかが分かる。

 ミナやジョンヨンの精神的な不調が過密スケジュールによるものなのかは断定できないが、「まったく関係ない」と言いきることもできないのではないか。

 メンバー自身もデビュー以降ずっと続く過密スケジュールに対してメンバーが弱音を漏らしたことがある。2019年のワールドツアーを追ったドキュメンタリー『TWICE:Seize The Light』では、チェヨンが<やりがいはあるけど、忙しすぎて寝る時間もありません。やることが多いのに時間が足りなくて。期待は裏切れないし、ファンの皆さんや家族もいます。頑張り続けることへの疑問は何度も抱いたことがあります>と語っていた。

 ジョンヨンは今年6月に頚椎椎間板ヘルニアの手術を受け、手術直後にも関わらず、注射を打ちながら『MORE & MORE』のプロモーションをこなしていると告白している。心身ともに休息を必要としていたのだろう。元気になるまで存分に休んでほしい。

 それと同時にJYPは休業メンバーを相次いで出してしまう理由を考え、スケジュールを見直すべきなのではないだろうか。

最終更新:2020/10/19 20:00
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