【ジャニーズJr.チャンネル便り】

Travis Japan・吉澤とSnow Man・ラウールに意外な関係!? 7 MEN 侍はゲーム動画が波紋呼ぶ【ジャニーズJr.チャンネル週報】

2020/08/16 21:00
中村チズ子(ライター)

7 MEN 侍の動画、SixTONES・田中乱入&ゲーム制作者が苦言

 7日に配信されたのは「7 MEN 侍【恋愛ゲーム】片思い相手に告白…SixTONESから乱入者」。タイトルにもあるように、今回はオープニングから7 MEN 侍メンバー6人に加えて、SixTONES・田中樹が参戦。「侍」にかけているのか、「シャキーン!」と刀を抜くポーズを見せるなど、なかなかゴキゲンな様子だ。矢花黎が「今回、皆さんにはですね、こんなゲームをやってもらいたくて。『3ターンだけ君が好き』。こちら、カードゲームですね」と進行すると、「3ターン」と口を挟む田中。佐々木大光は思わず笑い出してしまい、本高克樹も「こんなしれっと……?」と自然に同席する田中をツッコんだ。

 しかし、当人は「『好き』とか言うってこと?」とやる気で、佐々木が「いいんですか? このままで」と聞くと、「全然大丈夫。ギャラはもらうし。で、ちょっとじゃあ、やろうよ」と、矢花に説明を促した(後輩が主役の動画にお邪魔しておいて、出演料を得ようとするとは……かなりちゃっかりしている)。そこで、矢花は「まず1枚(目のカード)には、座ってる中で『左から何番目の人が好き』とか、『右から何番目の人が好き』っていう“片思いカード”的な。っていうカードが1つあります。もう1種類あるのが、“クエスチョンカード”。『片思い相手の好きな料理は何かな?』とか。『自分の片思い相手、何が好きかな?』っていうのを、自分でアピールしていって。相手に(好意を)気づいてもらおうという。で、その質問を、3ターンやります」と、ゲームの流れを話した。

 続けて、「最後に、カードでその相手に自分の気持ちが伝わっているなと思ったら、その相手に(告白カードを)出す。逆に、これちょっと相手に伝わんないかもしんないな、でもアイツきっと俺のこと好きだよ、っていう相手には、この(告白)カードの裏面を出して……」と解説したところで、田中は「ちょっと、わかんない……」と、ポツリ。「帰ってもいい?」と言い出したかと思えば、菅田琳寧に向かって「あと、その開脚やめれる?」とコメント(口調がSexy Zone・菊池風磨にソックリ)。「それのせいもあって、ちょっとルールが(頭に)入らなかった」といい、結局、田中は本当にその場を後に。律儀な7 MEN 侍はきちんとお辞儀をして「ありがとうございました!」と、送り出した。

 先輩の参加によって緊張していたのか、今野大輝は「バナさん、ちょっと手震えてた」と、矢花の異変を察知。本人は「震えてた、俺?」と聞き返しており、自覚はなかったようだ(可哀想に……)。気を取り直して1回戦を始め、片思いカードを配布した後、「誰からスタートか決める?」(矢花)「琳寧から」(中村嶺亜)「じゃあ、琳寧くんから、まず質問!」(矢花)と、順番が決定。2分9秒頃は「琳寧から順番に質問を読み上げ答えていく」とテロップが入り、小さな文字で「※今回は1人ずつバラバラの質問で挑戦」との注意書きも。ここで、今野は「実際はこうやってやっちゃダメだけどね」と述べ、本高が「こういう遊び方も可能ですから」と、補足していた。

 菅田は「魔法の水晶玉が片思い相手の何かを教えてくれるとしたら何を知りたい?」という質問を紹介し、「ファッション(を知りたい)」と、回答。次の矢花は「片思い相手が恋愛において何を優先して交際や結婚をしそう?」の5択問題を受け、「見た目」を選んでいた。こうして“片思い相手”を思い浮かべつつ、6人それぞれが1つずつ質問に答えていき、「自分のことが好きなのは誰なのか」「あの人が好きなのはこの人ではないか」などと予想していく。3ターンを終えて告白タイムに移り、ペア達成かどうかが明らかになる。

 また、後半に差し掛かると、佐々木が「これ(片思いカード)なしでよくない? 自分の彼女にしたい人」と切り出し、カードによって好きな相手を決めるのではなく、自身の直感で“ガチの投票”をしようと提案。2回戦は、時間の都合もあるのか、もはやゲームのタイトル「3ターンだけ君が好き」を無視し、2ターンで実行。おまけの3回戦にまで突入したほど、メンバー自体は今回のゲームを楽しんでいたのだが……。

 田中と同じく、視聴者からはコメント欄やSNS上で「ルールが理解できなかった」「3回見てやっとわかった」という声がチラホラ。実はそもそもこのゲーム、7 MEN 侍のやり方は正式なルールとは違い、テロップで「※今回は1人ずつバラバラの質問で挑戦」と触れた通り、少々アレンジして進めていたのだ。動画がアップされた後、ゲームの制作者である「MOTTGAME」がコメント欄に「1人1枚ずつ答えていくのではなく、場に合いそうな1問を全員で答えてそれを3問答えてもらうのが正しい」と、記した。

 さらに「Jr.チャンネル」公式Twitterの更新ツイートにも、MOTTGAMEのTwitterアカウントは「『3ターンだけ君が好き』の製作者です。この度は私個人の作品であるのに関わらず遊んで頂き光栄です。しかし、遊び方が少しだけ違うことはもう少し強調していただけると助かります 質問を多く紹介してもらえたのは嬉しいのですが、楽しみ方としては一問を共有して答えた方が楽しいですよ^ ^」(8日付)と、メッセージを送っている。ここでは、やんわりとした抗議だったものの、MOTTGAMEのアカウントを見てみると、“ゲームを紹介してくれたのはうれしいが、断りもなくルールを変えられるのは……”といった複雑な心境がうかがえる。

 11日には「『3ターンだけ君が好き』をYouTubeなどで紹介してもらえる場合、とてもありがたいことで大歓迎です! しかし、ルール等を変更して使われる場合は私にご連絡頂けると助かります 一つ一つのルールは、時間をかけて仲間と考えた末に作ってます」「自分たちで遊ぶ時にルールを変えるのはアリだと思いますが、それを動画等にして広めるのは製作者からしたら結構ツライ面もあるので」と、静かな怒りを示した。

 なおも主張は続き、「勘違いされる方が居まして面倒なので固有名出しますが『ジャニーズJr.』様の件です。特に影響力のある方が説明もほぼ無くルールを変えて動画配信されると、間違ったルールが広まることへの危惧として発言したまでで個人的な『お願い』ですのでご理解ください」と、名指しで批判。これらを機に、ボードゲーム好きとみられるTwitterユーザーがMOTTGAMEの投稿に疑問を呈すと、「先日、ジャニーズJr.チャンネルで使われたのですが、ルール把握していながら意図的に変え、その説明がコンマ0.5秒くらいで概要欄にも記載もなく使われたことへの喚起です」と、あらためて事情を打ち明けていた。

 14日現在、「Jr.チャンネル」はMOTTGAME側からクレームがあったことについては言及しておらず、今動画の概要欄も追記されていない模様。MOTTGAMEのTwitterにも特に経過報告はないため、両者の間でどう折り合いがついたのかは不明だ。「Jr.チャンネル」は過去に数多くのボードゲームを使用していたものの、今回のようなケースは異例といえるだろう。一応、動画内でルール変更をアナウンスしているとはいえ、今後はこういった個人が生み出したゲームで遊ぶ際、制作者への配慮も必要になるのかもしれない。

 そんな重要な問題の一方で、コメント欄やSNS上は「田中樹の“ぬるっと感”に爆笑した」「樹が乱入したから、本当に“7 MEN 侍”になった」「樹の乱入があまりにもナチュラルすぎてビックリした」「『わかんない』『帰ってもいい?』からの『開脚やめれる?』は怖い」と、田中に関する感想があふれていた。田中効果もあるのか、再生回数は公開後1週間で44万台と、いつもよりハイペースで伸びている。

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