コラム
知られざる女子刑務所ライフ85

槇原敬之は本当にクスリをやっているのか? 元女囚が考える、更生への険しい道のり

2020/02/23 16:00
中野瑠美
『Believer』/SMM itaku(music)

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

今回は冤罪説も浮上

 マッキーこと槇原敬之さんの覚せい剤取締法違反の逮捕騒動は、お父さんが週刊誌でインタビューまでされちゃって、なかなか収まりませんね。もうマッキーも50歳過ぎてるし、「親の顔が見たい」も微妙すぎますけど、それだけほかにネタがないちゅうことかなとも思います。

 そもそも2月20日現在でまだ起訴もされてないのに、なんでみんな犯人扱いですかねえ。まあ逮捕も2度目(ゆうても前回は20年以上前)で、クスリやから注目されるんでしょうね。むしろ、いとこのローリー寺西さんのほうがアヤシイ感じですけどね。

「槇原は、まだ(クスリを)やっとる」

 不良の間では、こんなウワサが前からあったそうです。でも、そんなん「前科」があったらみんな言われます。清原和博さんも、田代まさしさんの時とか「清原も危ないなー」とか言われてたし、私も陰では言われてるはずです。ちょっとでも痩せたら、「あいつ、まだやっとるんか」ってなりますから、おちおちダイエットもできひんのです。

 そして、報道を見る限り、マッキーは罪を否定しているようです。物証はないし、尿の簡易鑑定検査も陰性(ちゃんとした検査結果はまだ)で、しかも容疑は2年前の「所持」ですよ。だいぶ前から警察に目をつけられていたこともニュースになっていましたが、ホンマにこれで起訴できるんかなあと思います。起訴されなかったらええなあって思っています。

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