「元極妻」芳子姐さんのつぶやき62

元極妻が考える神戸山口組銃撃事件――10月に迎える六代目若頭「出所」と工藤會・総裁「初公判」

2019/10/13 16:00
待田芳子
府中刑務所(法務省ウェブサイトより)

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

68歳(!)のヒットマンが2人を射殺

 この原稿を書いている10月10日現在、台風19号の襲来が心配されています。どうか大きな被害が起こりませんように……などとしんみり書いておりましたら、台風襲来よりも先に大事件が起こってしまいました。

 報道などによりますと、10月10日の午後2時40分ごろ神戸市内で発砲事件があり、2人が負傷して救急搬送されましたが、搬送先で亡くなりました。現場にいたヒットマンがすぐに逮捕され、持っていた2丁の拳銃が押収されています。

 現場は神戸山口組の中核組織である山健組の組事務所前で、兵庫県警察本部から西に500メートルほどの住宅街です。この日は事務所で定例会が開かれており、その最中の出来事でした。

 以前から神戸山口組は六代目山口組と抗争状態にありましたから、兵庫県警が24時間体制で警備に当たっていて、最初に発砲音に気づいたのも警察官のようです。現場付近は一時騒然となり、マスコミのヘリコプターもたくさん飛んでいたそうです。ひとまずカタギさんに迷惑がかからなくてよかったです。通りがかった女性はテレビ局のインタビューで「毎日、警察官が見張りをしているのに、とても怖い」と話していて、ホント何をやってるのかと思いましたね。

 それにしても射殺された山健組傘下の組員は30代と40代だそうですが、弘道会傘下のヒットマンは68歳だそうです。これも時代なのでしょう。この事件の背景には、8月の六代目山口組関係者に対する神戸山口組関係者の銃撃事件があるといわれています。報復ですね。また、10月18日に六代目山口組の事実上のナンバー2とされる高山清司若頭が出所する見込みで、これも無関係とは言えないでしょう。

くれぐれも一般人に危害がないようにお願いします
アクセスランキング