「子宮教」の影響で育児放棄、散財に走った妻に目を覚ましてほしい夫の奮闘!

 日用品の化学物質が体内に蓄積されると恐怖する。夏でも靴下を重ね履きして、体の〈冷え〉をとる生活を子どもに強要。砂糖牛乳添加物は万病のもと、骨盤の歪みを整えないと育てにくい子が生まれるetc.

 そういった、通称〈トンデモ〉に、身内がハマってしまったら? そんな体験談をお届けする〈身内がトンデモになりまして〉シリーズ。今回は同シリーズ3件目の報告となる〈子宮系女子〉がらみのエピソードをお届けしましょう。

▼vol.1:
前篇)異臭がする子供、ワクチン拒否…義妹が「自然派ママ」になりまして 
後篇)過激な自然派育児は誰のため? 自己肯定のレベル上げに執心、医療全否定で子供の健康を守れるか
▼vol.2:
「子宮系女子」になった母、その原因が自分にもあるのではないかと悩む娘
▼vol.3:
「意識高い系ママ」になってしまった実妹…食材にはこだわるもののマナーはガン無視! 
▼vol.4:
元妻が「子宮教」に傾倒、父親は子供を引き取らなかったことを後悔
▼vol.5:
妊活ヨガ講師になった妹。愛されママアピールのために作られた、嘘の世界
▼番外編
友がトンデモになりまして」vol.1:自称セラピストに転身した親友から「毒親を愛せ、許せ」と詰め寄られた女性の苦悩

「自分の説得を受け入れて子宮教から足を洗ってくれた妻ですが、この先も油断はできません」ーーそう語ってくれたのは、30代男性Gさん。同年代の妻と共働きで保育園児の子どもを育てながら、3人家族で暮らしてきました。

 それがある日突然、妻から聞かされたのは、10年も務めてきた会社を辞めてきたという事後報告。

G「退職のきっかけはおそらく、心理カウンセラーを名乗る心屋仁之助のブログを見たことです。察するに、子育てや仕事のプレッシャーなどで、ストレスを抱えていた。もちろん夫婦関係の不満もあったでしょう。そんなタイミングで、わがままにふるまうことを全肯定してくれる心屋氏の語りがツボに入ったのだと思います。そしてネットで情報を検索し続けるうちに、〈子宮系女子〉にたどり着いたんです」

〈子宮系女子〉を知らない人のために、解説しておきましょう(この連載を読んでくださっている方には耳にタコでしょうが、お付き合いくださいませ)。子宮系女子とは「女の幸せは、子宮を大切にすることから」なる思想を発信する一派のこと。

ジコチュー炸裂の子宮教にハマった妻
 子宮を温めるなどの〈おまたケア〉を怠らず、セックスやマスターベーションで女性器を積極的に使うことを推奨し、〈子宮の声(=魂の欲求)〉に耳を傾け欲望に忠実に生きることが美容や健康の秘訣であり、運気アップにも欠かせない……という、カルト宗教じみた〈子宮万能説〉を広めています。物理的なケアは実践せずとも、子宮系女子特有の〈自己中論〉だけを取り入れ周りがふりまわされるという話も、ここ最近よく耳にするようになりました。

「金は男が稼いでくるもの。女はやりたくない仕事はやらなくていい!」

「女は魂の欲求のままに自由にふるまったほうが、男からも金からも神様からも愛される」

 一連の自由勝手なふるまいは〈愛され幸せになるため〉と謳うものの、傍から見れば醜悪なモンスターです。

G「仕事を辞めたのはいいが、今後はどうする予定なのか? 妻に聞くと、オーダーメイドのアクセサリーを作ってネット販売すれば、それなりの稼ぎになりそうだと。子宮系女子たちのコミュニティに入れば、販売のツテがあると言うんです」

 たしかに手作り雑貨販売は、スピ系イベントの風物詩。お世辞にも上手とは言えないレベルの手作り雑貨が謎のパワーを注入されている付加価値で、高額設定されています。Gさん妻は、そこに目をつけたよう。

G「妻なりに、そういった特殊な界隈を分析したのかもしれません。小銭稼ぎのために子宮系コミュニティに入り、ある程度売ったら抜ければいいと。ところがまんまとそこから深みにはまっていき、子宮委員長はるやその元夫である岡田哲也のセミナーに通いだしました。岡田氏の応援うちわのようなものを持ってSNSに写真をアップしたり、まるでタレントの追っかけです。岡田氏の著書『で、ほんとはどうしたいの?』のサイン本が家にあったので読んでみましたが、内容の薄っぺらさに唖然としてしまいましたね。こんな人物たちの高額セミナーに通うなんて、『騙されている』以外の言葉が浮かびません」

▼参照:子宮委員長の夫が便乗して自己啓発本を出版するも、内容が薄っぺら~い!

 結局手作りアクセは2~3個ほどイベントで手売りし、ネットショップもやらずに終了。子宮系女子コミュニティに足を踏み入れ、高額なセミナーにお金を落とす〈信者〉になったという結果だけが残りました。そして子宮系女子定番の展開ともいえる、〈育児放棄〉〈散財〉の兆しが見えてきたといいます。

G「仕事をやめ子宮教活動に精を出すようになってから、これまで折半だった生活費を一切出さなくなりました。育児支援サービスを利用してワンオペ育児にならないようにしていたのですが、そこの利用ルールを破るようになりママが家にいる間に子どもの遊び相手をしてもらうだけの契約だったシッターさんに、強引に子どもを預けてセミナーに出かけてしまうことも」

家事育児の負担が大きいとはいえ…
G「周りに迷惑かけてもいい! お金は男が出すべき! 夫は妻を自由に活動させるべき。お金は使っただけ入ってくるから、散財しても問題なし。そういった子宮系女子の独自ルールと思われる暴走が始まりました。おかしなセミナーに行くなと咎めても、英会話だの絵画教室だの嘘をついて出かけてしまうので、どうしようもありません」

 妻がおかしなコミュニティにハマる話では、家庭内に夫の存在がほとんど感じられないケースが多いものの、Gさんの場合は「家事も育児もかなり主体的にやっているほう」という自負があったそう。それでも世間的には、家事育児はどうしても女性に期待されるところが大きく、いくらGさんががんばっていても、母として妻として負担に感じる部分があったことは、理解したいと振り返ります。

G「妻の悩みをわかってあげたい気持ちはありますが、そこでおかしなセミナーに大金をつぎ込んだり、嘘をついて遊びまわるのは違いますよね。心屋や子宮系女子たちに〈わがままでいい!〉と煽られて、現実逃避しているようにしか思えません」

 そして関係にヒビが入ったのは夫婦間だけでなく、まともな友人は蜘蛛の子を散らすように消え、親戚からもおかしな目で見られるように……。

G「手作りアクセの宣伝目的か、妻は子宮の声に従って自由に生きるブログも始めていました。親戚たちとFacebookでつながっているので、当然ブログは知られ、僕のもとに妻がおかしくなったのかと心配する声も届きます。妻の独身時代の友人たちは、その頃を境にきれいさっぱり消えていました」

夫婦間の話し合いの末に
 なんとか解決しようと、「今よりもっと家族と向き合うようにする」「つらいなら、妻負担分の家事は外注していい」などの具体案を出しながら、義理の母親も同席のうえ説得を続けたGさん。初めは泣き叫んで死ぬなどと大騒ぎしていたGさん妻も次第に落ち着き、ようやく納得して子宮系と手を切ることに。

G「子宮系女子の教祖たちは、有名人のように見せかけながらも〈気軽に会いに行くことができる〉というのもひとつのポイントだったように思えます。女性特有の共感トークを繰り出しつつ、きらびやかな格好で、周りからチヤホヤされている姿を見せつけられると、自分もそうなりたいと思ってしまうのでしょうか。幸いと言っていいのかどうかわかりませんが、妻は飽きっぽい性格だったこともあり、今ではすっかり興味を失ったようです。おかげで大量に買い込んだハンドクラフトの資材も、クローゼットに眠っていますが」

 妻の悩みに正面から向き合い、入り口で引きずり戻すことができたGさん。もし〈好きなら仕方ない〉〈趣味だから〉と楽観視し、放置していたら、事態が悪化していただろうと振り返ります。

 その悪い実例はおそらく、当シリーズのvol. 4に登場した「元妻が『子宮教』に傾倒、父親は子供を引き取らなかったことを後悔」のFさん(こちらは追って続報をお届け予定です)。

 Gさん家の子宮系女子騒ぎはいったん終息したものの、他のトンデモに転ぶ可能性も高いと、常に予防線を張っていなくていけないつらさがあるそう。

G「妻の周囲に何かおかしなものがないか疑いつづける毎日です。もともと冷えとりなどスピがかったものが好きな妻ですから、いつカルトにハマるかとヒヤヒヤしっぱなしです。それに正直、気持ちが冷めますよね。子宮の声とか言い出す女性に冷める男は、僕だけではないはず。子どももいますし今回は婚姻関係を続けていますが、再びこのようなことが起これば次は別れるんじゃないでしょうか」

 子宮系女子の大きな目的は、〈自分が楽になる〉ということに加え〈愛される〉ことにあったハズですが、思いっきり本末転倒になってしまった結末がここに……。

 常識を〈思い込み〉と表現し、恥の概念も良識も捨てさせる子宮教は、確実に家庭と金銭感覚を破壊していく毒にほかなりません。家族や友人の〈トンデモ熱〉を、絶対に甘く見ないでというGさんのアドバイスを、もう一度胸に刻んでおきましょう。

information
 引き続き、皆様の体験談も募集中です。ご自身の体験を語ってくださる方は、山田ノジルメール「nojiruyamada@gmail.com」へ、ぜひ情報をお寄せください。

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