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消えたアビーのタトゥー、親族だらけの現場……あなたが知らないドラマ『NCIS』の7つのトリビア

2018/06/30 16:00

3.「最重要指名手リスト」はアップデートされている

 世界情勢をリアルタイムに反映した『NCIS』。引退したNCIS捜査官がアドバイザーとして参加しており、一瞬だけしか映らないようなところにも細かいこだわりが見られる。

 その代表例が、NCIS本部の「N.C.I.S.」というロゴの周りに貼られている「最重要指名手配犯」の顔写真。劇中で追っている架空の人物が多いのだが、実際にNCISから「最重要指名手配」されている者の顔写真も貼られている。オサマ・ビンラディンもその1人だったが、11年5月に米海軍特殊部隊員によって暗殺された後、すぐに「解決済み」の印である赤いテープが斜めに貼られた。遠目に、しかもぼやけてしか見えない壁のリストも、きちんとアップデートされているのである。

 ちなみに、このリストの中には、“おふざけ”で製作総指揮のドナルド・P・ベリサリオの写真が貼られていたこともあり、「これはコアなファンじゃないとわからないだろう」と熱狂的なファンを大喜びさせたものだった。

4.若かりし頃のギブス役として、マークの息子が出演

 NCISの黒いキャップが似合う、ドラマの主人公・ギブス捜査官。演じるマークは、ドラマの製作総指揮も務めており、米経済紙「フォーブス」が昨年9月に発表した「高額俳優リスト」によると、1年間で1900万ドル(約21億円)の報酬を受け取ったとのこと。放送局の米「CBS」にとって『NCIS』は看板ドラマであり、番組の象徴的存在なマークには、いくら払っても惜しくないよう。大成功を収めた父に触発されたのか、女優パム・ドーバーとの間にもうけた2人の息子たちも同じ業界で働くようになった。長男ショーン・ハーモンは父親と同じ役者の道を歩みだし、次男は脚本家に。

 ショーンはマークに顔がそっくりなことから、『NCIS』でマークが演じるギブスの若かりし頃の役に抜てきされる。シーズン6~シーズン9で放送されたギブスの回想シーンに6度出演。同作のスピンオフである『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』のシーズン6第20話には、また別の役でゲスト出演している。

5.アビーのミドルネームはベートーベン

 ラボで音楽を聞いている姿が印象的な、科学捜分析官のアビー。ドラマの公式サントラ『NCIS: The Official TV Soundtrack Vol.1』は2枚組で、うち1枚は丸ごと「アビーがラボで聞いている曲」が収録されているほど、『NCIS』におけるアビーの音楽は重要なポイント。

 そんなアビーだが、実はミドルネームを持っている。ポーリーが15年にTwitterでファンから質問されて明かしたことなのだが、なんと、あの名作曲家と同じ「ベートーヴェン」がミドルネームなのだ。これを知ったファンは大喜び。「音楽が似合うアビーは、現代のベートーヴェンだ!」という声が多数上がった。

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