藤原紀香もネット中傷に反撃!! 梨花、浜崎あゆみと続く「我慢の限界」

2018/04/05 20:00

 女優の藤原紀香(46)が4月3日放送の『かんさい情報ネットten.』(読売テレビ)に出演し、主にオンライン上でおこなわれる匿名での誹謗中傷に言及した。2014年9月にアメーバで公式ブログ「気愛と喜愛でノリノリノリカ」を開設し、ファンに向けた発信を継続してきた藤原紀香だが、自身の投稿に批判の目が向けられることもしばしば。中谷しのぶアナウンサーが「情報発信すればするほど、批判とかあるのでは」と水を向けると、藤原は「あるある! 全然ありますよ、そんなん」と明るく笑い飛ばした。

 藤原紀香のブログ記事そのものに、匿名で書き込まれる批判的なコメントは決して多くない。そうではなく、彼女が「全然ある」と口にしたのは、オンライン上に数え切れないほど多くある、匿名コメントを「まとめた」記事コンテンツをさしているだろう。番組では“批判”としていたが、その中には誹謗中傷の域に達するコメントも多い。

 藤原紀香はそうしたオンラインのコメント群を「昔は見てた見てた見てた。たぶんみんなに好かれたいと思ってたからだと思う」と明かした。おそらくショックを受けることも多かっただろう。しかし現在は「そんなんいちいち見なくなった」そうで、「(自分が)人のために動いたことによって、色んなことを言われたりした時に、『あ、面白い、人ってこう受け取るんや、心歪んでんな』って」「匿名やからって人の悪口言ったり書いたりすると、絶対自分(書いた人間)に返ってくる」と考えて受け流しているという。

 「人のために動いたこと」といえば、彼女が水素水を広めていたことや、熊本地震災害に際して「火の国の神様、どうかどうか もうやめてください」とブログに綴り軽率さを非難されたことが連想される。どちらも良かれと思っての言動なのだろうが、彼女に反省の余地はあり批判ももっともだ。ただ、「批判」ではなく単純な誹謗中傷・暴言と化したコメント、つまり彼女の言うところの「人の悪口」が無数にある以上、それらを受け流していると明言したことは大きな意味がある。芸能人に対してはどのような暴言を書き込んでも許される、直接投げつけているわけではないしきっと彼らには届かない……そう軽んじて匿名の書き込みをするネットユーザーに対して、反撃をしたことになるからだ。

 藤原紀香だけではない。先日、浜崎あゆみ(39)も、ファンクラブ会員向けのブログに長文を投稿し、ルックスについて「太った」「劣化」「写真加工しすぎ」といった誹謗中傷がオンラインに飛び交うことに言及。昨年は梨花(44)が『徳井と後藤と芳しの指原が今夜くらべてみました』(日本テレビ系)へ出演した際に、劣化だなんだとネットで揶揄されることについて、加齢で容姿が変化するのは当然だと反論を述べた。同じく昨年、渡辺満里奈(47)も『旅ずきんちゃん』(TBS系)で「子供が生まれてからすごい痩せちゃったの! これをね『劣化』とか言われるわけ!」「お前ほんと年取ってみろ」と、強く反論した。

 そのほか、「整形疑惑」をオンラインの掲示板で散々書きたてられていることに、鈴木亜美(36)や木下優樹菜(30)がSNSで反論を綴るなど、すでに芸能人は「ネットの悪口を見てるぞ。いい加減にしろ!」と声を上げ始めている。ネットユーザーは匿名で書き込んでいるつもりで、一般の閲覧者にも匿名情報しか伝わらないようになっているとしても、実際には「どこの誰がいつ何を書きこんだか」特定することは可能であり、完全な匿名ではない。実名でも書けるコメントかどうか、対象者が読むこと前提でも書きたい内容かどうか、ユーザー側はその文章を世界中に発信する前によくよく考えるべきだ。

最終更新:2018/04/05 20:00
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