セックスで女性は「恥じらって受け身」であるべき? 演技は必要? 性欲・欲求には素直でありたいのに…

2017/10/31 20:00

 はじめてのセックスのときだったり、セックス経験そのものが少ない段階では、女性は「セックスでは受け身であるべき?」「演技をして、駆け引きはすべき?」と悩むことも多いです。

 いろいろなメディアで「洋服の脱ぎかた」「喘ぎ声」「感じている表情」「焦らしテクニック」などなど、女性側の駆け引きや演技が、セックスを盛り上げるためのスパイスとして数多く紹介されていることも影響しているのではないかと思います。

 そういえば、10月30日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)で、ゲスト出演していた桐谷健太さんも好きな女性のタイプを聞かれ「恥じらいのある女性」、その回答を受けて菅田将暉さんも「羞恥心ね」と共感していましたねぇ~。

◎セックスにおいて「受け身」「演技」は必要?

 今まで数多くのセックスを経ていても、新しい相手とはじめてのセックスをする際は、「これくらいは、恥じらっておくか」「慣れていないフリをしとくか」と様々な場面で演技をする女性もいるでしょう。初体験の時はド緊張のため、演技をする余裕なんてないと思いますが、果たして、恥じらって受け身でいるべきなのでしょうか……。

 様々な意見があると思いますが、個人的な意見としては……、恋愛で「真剣なお付き合い」に進展させるまでには、あれこれ頭で考えた作戦や駆け引きは、必要な場合もあるかもしれませんが、セックスそのものにおいて演技や駆け引きはいらないと思います。

 セックスにおいて「もっと気持ちよくなりたい」という気持ちを脇に置き、あれやこれや考えて受け身になってみたり、演技や駆け引きをする行為は、本当に気持ちいいオーガズムを遠ざけてしまうのではないでしょうか。

 「相手を傷つけたくないから」「相手を喜ばせたいから」と演技をするのは、男女ともに多いようですが、お互いに演技をしていては、相手の気持ちいい場所がわからぬまま(自分の気持ちいいスポットを刺激されないまま)です。最終的には「カラダの相性が合わない」と別れに繋がることだってあると思うのです。だからこそ、男女ともに「良い」も「悪い」も、自分の感じたことや欲求を正直に表現したほうがいいのではないかと思います。

◎女性の性欲や欲求がある、を素直に

 ある女友達の初体験の出来事です。早くフェラチオというものを体験してみたくて、AVや雑誌情報で学んできたフェラテクを思い出しながらフェラをしたそうです。彼女のフェラを受けて「本当にはじめて? 経験あるの?」と聞かれた際、「雑誌のエッチ特集を見て勉強した」と素直に答えたそうです。女の私でも「可愛い!!!」と萌える回答ですよね~。そう、素直が1番!

 「受け身のほうがいいのかな?」と悩む女性は、「積極的にフェラをしたら、慣れてると思われる」「やってみたい体位を提案したら引かれると思うから」と勘違いされる、または嫌われると心配することが多いようです。しかし、女性に性欲があること、欲求があることは当たり前のこと。「女性が性欲をあらわにするのはタブー」「はしたない」という暗黙の常識、そろそろやめませんかね(人間の三大欲求のうちのひとつなんですから……)。

◎一方が「受け身」のセックスは楽しいわけがない

 恥ずかしいから、という理由で「自分からは動かない」「最初から最後まで声と表情が大きく変わることがない」という女性が少なくないようですが、どうでしょう、受け身セックスを相手に置き換えて考えてみてください(極端な例になります)。

 相手の男性がフェラしてもらうのは当たり前という考えで、騎乗位で挿入して自分で動かして、と言われ、気持ちいいのかどうかよくわからないような表情。こんな男性、いかがですか? 気持ちよくないし、つまらない時間じゃないでしょうか。というか、セックスというよりオナニーと同じ。

 自分の欲望に素直になりながら、セックスをする相手と会話をすることが最も番重要なことではないかと思います。演技ではなく、本当に男性にリードしてもらいたいなら、黙って冷凍マグロ状態になるのではなく、「どうしていいのかわからない」「リードしてほしい」旨を伝えること。反対に、怖い(不安)な気持ちが強く「まだフェラはしたくない」「その体位は恥ずかしいから、また今度」とイヤなことも伝えること。

 そもそもセックスは「してあげる」「してもらう」というものではありません。「(相手を)気持ちよくしたい」「(一緒に)気持ちよくなりたい」という気持ちが重なった行為がセックス。お互いの考え・要望を理解して、相手が気持ちよくなれるように、男女ともに努力すべきこと。自分も相手も気持ちよくなれるセックスを目指しましょう!

最終更新:2017/10/31 20:00
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