男性アイドル
[ジャニーズツッコミ道場]

『鋼錬』パリツアーに両耳ピアス&メガネ姿で現れたJUMP・山田涼介に伝えたいこと

2017/07/31 16:17

 思えば、月9『カインとアベル』(フジテレビ系)主演でも、役作りのための茶髪だったにもかかわらず、事情を知らない人たちからは「茶髪サラリーマン、ありえない」と盛大に叩かれた。しかし、後に、冷酷で性悪に豹変する演技力から、世間の声は賛辞に変わっていった。

 映画『暗殺教室』でも、キャスト発表時には原作ファンから盛大に叩かれたものの、公開後は「意外にハマっていた」と好意的な声が上がった。また、『金田一少年の事件簿N(neo)』(日本テレビ系)でも、当初は「初代(KinKi Kids・堂本剛)以外認めない」と豪語していた層が、山田版を見た後、演技力や原作のイメージとの近さから、今ではネット上で「金田一と金田四(四代目金田一少年、つまり山田のこと)は好き」などと評価を変えている。

 山田については、「演技を、作品を見てもらえれば、評価が変わる」というのは、これまで幾度も繰り返してきたことだ。だが、逆にいうと、どう考えてもバッシングされそうな両耳ピアスを、なぜあえてする必要があるのだろうか。せっかく良い演技をしていても、「両耳ピアスのエドなんて見たくない」と言われてしまったら、大きな損ではないだろうか。

 常に熱狂的なファンを抱える山田の魅力の1つに、曲や作品によって、あるいは見るたびに、表情や印象を大きく変えてくることがあると思う。髪色や髪形もよく変わるし、言うこともコロコロ変わる。その変貌を把握したと思うと、もう変わっている。ここぞという気合の入ったときには、なぜかオールバックにしたり、涙ぼくろを書いたり、ダンスもいつもより大きめになったりする。

 こうした「変化」は、山田のファンサービスの一環でもあり、天然の気まぐれでもあるのだろうが、そうした一面や「過剰な盛りつけ」は、あくまで「アイドルファン」、オタク的素養の人にとっては“ご馳走”であっても、一般層には受け入れてもらえないことがある。

 演技が達者でも、歌がうまくなっても、入り口の部分で抵抗感を持たれると、作品に踏み込んでもらえない危険性は高い。ファンを沸かせることについては天才的なセンスがある山田。しかし、超大作『鋼の錬金術師』でワールドツアーをするような今だからこそ、そろそろ「自分のファンのため」だけでなく、もっとワールドワイドに視野を広げてみてもよい頃ではないだろうか。
(田幸和歌子)

最終更新:2017/07/31 16:17
アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 塩対応な私の旦那様はハイスペックな幼馴染!?~トロトロに甘やかされて開発される体~
  2. 交際ゼロ日で嫁いだ先は年収5千万円のスパダリ農家~20歳、処女を弄ぶ優しい指先~
  3. お花屋さんは元ヤクザ~閉店後の店内で甘く蕩ける~
  4. 体育会系幼馴染は世界一の溺愛男子~全人類の好感度がある日見えたリケジョの私~
  5. 淫魔上司は不器用な溺愛男子~インキュバスが魅せる激甘淫夢は人外の快感~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト