不妊治療と流産の果てに「子供が欲しいから」と離婚を要求されている女性、「人生だいなし」

 子をもうけることが前提での結婚は、すんなり授からなかったとき、大きな壁にぶつかる。不妊治療が夫婦不和を生んでしまうこともあるし、なかなか子宝に恵まれないからといって“不妊の原因がない方”から「できないなら別れよう」と離婚を申し渡されることもあるようだ。今回、小町に寄せられた不妊理由の離婚問題に悩むトピを紹介したい。

■「不妊理由で離婚してほしいと言われた」

 トピ主(女性・もうすぐ40歳)は、結婚3年目。6歳年下の夫(つまり33~34歳)から「俺は子供がいない人生は無理だ、申し訳ない、離婚してくれ」と言われ、打ちひしがれている。

不妊の原因はトピ主にあることがわかっており、不妊治療を2年間続けてきたが2度の流産をして、医者からこれ以上治療しても無意味だと言われている。

「離婚したらこの先子供を産むことも出来ないでしょう。理解できる気持ちと人生ぶち壊されたという思いがあります。この先どうすればいいのかアドバイスお願いします」という相談だ。

 トピ立て直後のコメントには“それならば仕方ない”というトーンのものが多い。

「旦那さんはトピ主を好きな気持ちより、子供を持ちたい気持ちのが強いと言う事でしょうね…仕方ないと思います」

「受け入れるしかないと思います。『離婚したくない!』と戦えば、すでに離れた夫の気持ち(離婚を言い出すくらい離れている)はさらに離れていってしまうだけですから。厳しい現実ですが、これまでの結婚生活の中で『子供がなくてもこの人とずっと暮らしていきたい』という関係を築くことができなかったのです。あなたはそう思えたかもしれませんが、夫はそう思えるまであなたを愛していない。あなたが『人生をぶち壊された』と思うのは、違いますよ。むしろ夫のほうがそう思っているかもしれない」

 レスでトピ主は「まだ夫に愛情がある」ことや、「夫は年収1600万、私300万、学歴もない」から離婚後の生活レベルが下がること、そして「新婚生活半年後から(夫に)一緒に寝ることを拒否され、リビングのソファで寝ることに」なったことなどが綴られた。トピ主は「機嫌が悪いと無視されて 基本的なおはよう、おかえりの挨拶も無視、人として存在否定されてるようで辛かったです」と言い、夫に冷たく扱われてきたことを回顧。「それでもきっと子供が出来れば変わると自分なりに努力して家事も全てやり不妊治療も頑張ってきました」が、このまま何年もこの生活が続いたら幸せにはなれない……と思っていたところ、離婚を言い渡されたのだという。

 そもそも、結婚半年から一緒に寝たくないなんて言われたうえに無視されるなんて夫は完全にトピ主のことをただの子作り要員だと思っている節がある。子供が仮にできたとしても幸せになれるのか疑問だ。出産したらしたで、トピ主は夫にとって子育て要員でしかないんだろう。想像するだけでつらそう。夫はトピ主への愛情が新婚半年で薄れているのに、なんで不妊治療したんだろうという疑問すら沸いてくる。

 突然の離婚宣告に混乱しているトピ主、この先どうしたら良いかわからないといったレスが続きながらも「結婚生活の半分以上は言葉の暴力に耐えたのに 全ての希望がなくなりました 2回流産しましたが、病院の先生からは卵はちゃんと採れてるし、流産は年齢的に確率高いけど、ちゃんと妊娠できる身体だよ。と言われてたところ、年齢を理由に夫からストップされたのです」と、夫婦のこれまでの関係や不妊治療の詳細についても明かされた。2回流産してからは夫の意向で不妊治療をすすめていなかったようだ。

 この夫、あくまでトピ主視点から見ればだが、スーパー自分勝手である。トピ主はこの夫を好きだというが、どこが良いのかよく分からない。不妊治療がうまくいかないことを理由に夫は離婚を切りだしているものの、それ以前にトピ主に対する夫からの愛情が読み取れない。愛情がなくて離婚したいため不妊を理由にしているだけなのではないかという疑念も生まれてくる。

 一方でトピ主も、「好きだから離婚したくない」などと言いながら、レスを読む限り、経済的な心配の方が強そうだ。夫は収入はあるが結婚時の貯金が思ったほどなかったこと、不妊治療の費用はなぜか夫の収入からではなくトピ主の貯金をつぎ込んだため現在は手元に数10万円しか残っていないことなども綴られていて、離婚はしたくないというが、離婚してからの生活に不安があって離婚したくないというような気配があるからだ。

 なんにしろ、筆者としては不妊よりも夫によるキツイ仕打ちの数々が気になってしまうし「いえ、あなたが夫を捨てるのですよ! そんな無礼な、人間としての誠実さのかけらもない男と一緒にいて人生を無駄にすることはないです。たっぷり慰謝料をとって別れてください」「冷静に考えてみてください。そもそも、その旦那さんと一緒にいて幸せになれるでしょうか…子供ができても、おそらく、その人は変わりませんよ」というようなコメントもぼちぼち見られる。結婚しててもトピ主は夫の高収入の恩恵を受けられていなさそうだし、この男と結婚生活を続けるメリットなんてどこにあるんだろう?

 が、そこは小町。不妊を理由に離婚を切り出されるのは致し方ない、夫の気持ちも考えろ、というコメントが多い! さらには「お金目当ての結婚」、「年をごまかしていたのではないか」「ブライダルチェックをしてないなんて…」などトピ主にかなり厳し目なコメントもある。ちなみにトピ主はブライダルチェックはしていたらしい。トピ主を責めるコメントはたとえばこんな調子だ。

「考えてもみてください、男女平等がこれだけ進んだ世の中にあって、結婚だけは男性が一方的に不利益を被る法制度と運用になっています。

家庭の経済面は男性が将来にわたって支えることを期待される一方で、家事や介護については女性の身勝手な要求だけが押し付けられます。

男性は女性の気持ちを察して日常生活を快適なものとすることまで当然に要求される風潮さえあります。

子供を持てなければこのような不利益しかない契約を維持する意味がありません。

どうかご主人を解放してあげてください」

 ってお前は何様だ。

とはいえキツイ中にも、こんな現実的なコメントがあった。

「離婚理由にはならないと思うので、離婚したくなければ離婚に応じなければいいだけです。ただ別居して一定年数経ったら離婚は成立するので、向こうはそれを狙って行動に出て来るとは思います。

夫が『どんなことがあっても夫婦二人末永く仲睦まじく』という考えではなかったということ。そもそもの根幹部分での価値観が違った、まさに『価値観の相違』だと思います。

それを言われた時点ですでに夫婦関係は壊れた。そういう意味では『浮気された』という事由とさして違いません。それを踏まえた上で、それでもあなたの一存だけで夫婦関係を続けていくのか、あなたの良い条件で離婚するのかはあなた次第です。

良い条件で離婚できるなら今です。あなたの一存で続けて行って、数年たってあなたを愛してくれない夫にあなたが見切りをつけて離婚したいと思ってもその時にはもう条件は悪化しています」

 うんうん、そうしらいいと思う。トピ主はレス終盤で、有利な離婚のために弁護士に相談することを考え始めているようなことを書いていた。最後のレスには「私はもう子供を諦めるしかないから、今までの仕打ちを考えると夫の事を思いやる気持ちにはなれない」と、愛情があると当初言っていたものの、やはり思いやりは持てなくなっていることを明かした。結婚半年でひとりソファに寝かされたら、そりゃ仕方ないと思う。

■「男性不妊です。離婚して欲しいと言われました。」

 トピ主(男性・30代前半)は妻(20代後半)と結婚して3年目になる。結婚して子供がなかなかできないので検査をすると妻には不妊原因はなく、トピ主の重度の男性不妊が原因であることがわかった。1年半ほど不妊治療に取り組んだが「いちども陽性判定はでませんでした。医師いわく、精子の状態があまりにも悪いので、あまりいい受精卵ができないと言われました」という。

 そんな中、妻から離婚を切り出された。言い分はこうだ。

「自分に不妊原因がないのに、不妊治療で肉体的、精神的に辛い思いするのは、もう限界で嫌だ、あなたが男性不妊じゃなかったら、こんな目に遭わずにに済んだし、周りはみんな普通に妊娠してるのに、なんで私だけがこんな辛い思いをしないといけないのか納得いかない」

 こう言って妻は離婚届を置いて実家に帰ってしまった。その後、トピ主が2人の同性の友人に相談したところ、独身の1人はこう言った。

「自分も子供が欲しいから、子供を産める年齢の人と結婚をしたいから離婚を考える気持ちが分かる」

 既婚子持ちのもう1人はこう言った。

「子供の問題は大事だから、奥さんが離婚して欲しいと言うのなら、受け入れるのも優しさだ。仮に離婚になったら、大半の女性は子供を欲しがるから、年齢的に子供が無理な女性を探した方がうまくいくんじゃない?」

 この言葉にトピ主はショックを受けたという。離婚はしたくないがやはり離婚しかないのか、という相談だ。

 男性不妊という言葉が広まったのはここ最近のことであり、子供ができないのは「女だけが悪い」と長らく思い込まれてきた(産めない女性は“うまずめ”と呼ばれたり)。不妊治療においては女性が義両親から心無い言葉をかけられているトピもよく見かける。「私だけが精神的な辛い思い」という妻の言い分はこのあたりのことなのだろうか?

「周囲から『子供はまだ?』『いつ孫が出来るのか?』と言われ続けるのも辛いものです。

旦那さんに言えばいいのに、意外と妻側にしか言わないとか、友達関係で子供話で仲間に入れず、つらい思いをするのです。

奥さんは旦那<子供だったのだと思う。子供が本当に欲しいと思っている人。別れてあげた方がいいと思うよ。辛いですがね」

「女性が言い出すのって、不妊治療中の夫の態度に問題ありな場合が多いです。治療に付き添ったり、治療した後は肉体的に辛いから家事を積極的にしたり、妻を労ったりしましたか? 文面からして、あんまりしてないんじゃないかな? どこか他人事な態度取ってませんでしたか?」

「奥さんに言われて辛かったですね。ただ…奥さんの気持ちもわかるんです。不妊は女性が原因だと思われがちなんですね。責められるのも女性だし治療で体に負担がかかるのも女性なんです。私の場合精神的負担がきつかったです。主人は自分が悪いのにそれをまったく言わなかったので私だけが義父母に責められました。男のプライドもあるでしょうが『私だけが悪いのではないのに…』と落ち込んで離婚したかったのも事実です。もし奥さんがそのような立場であるなら自分の親や相手の両親に伝えてあげることです」

 トピ主レスがないので、不妊治療中に夫婦がどのように過ごしてきたかは全く分からない。このあたりのことは想像になってしまうが、一般的な不妊治療における女性側の苦労がよく分かるコメントが多かった。不妊治療は女性の心身に大きな負担がのしかかる。

 先のトピ主と同様に、好きな人とずっと一緒にいることというよりも、子供を持つことが結婚の主な目的となっている場合は、不妊は大きな問題だ。こうした夫婦は、不妊治療がうまくいかなかった場合、やはり離婚しかないのだろう。同じようなコメントもあった。

「結婚15年、40代半ばの子供のいない夫婦です。

子供が授からなかった原因がどちらにあるのか調べたこともなく、当然、不妊治療もしたことがありません。

子供がいようがいまいが、二人で共に生きて行くという気持ちに何ら変わりはありませんし、基本的に二人で一緒に生きて行くというのが結婚だと思って結婚したのですから、子供の有無は関係ないというのが、私達夫婦の一致した考え方です。

でも、私達のようなご夫婦ばかりではないでしょうし、結婚して子供を生んで…ということが結婚だと考える人がいるのも当然だと思いますし、夫婦の間でその考え方が一致しないこともあるでしょう。

二人で生きて行くことだけが結婚ではなく、子供を生むまでが結婚と考えるのなら、残念ながらあなたでは奥様の望む結婚にも、人生にもならないのです。

離婚したくない、子供がいなくても二人で生きて行きたいというあなたの気持ちは分からなくもありませんが、奥様にはあなたと二人だけで生きて行く人生が考えられないのですから、残念ながら離婚は仕方ないのかなと思います」

 トピ主の奥さんはまだ20代で若い。なおさら子供に対する思いが強いのかもしれない。妻の中ではもう離婚は決まっているようだが、今後別の人と結婚した時のために、もう少し、妻と話し合いをして、どんなことを苦に感じてきたかヒアリングしておいた方がよいのではないだろうか。

(ブログウォッチャー京子)

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