芸能
「タイトルださすぎ」で話題に

“恋愛モノ女優”石原さとみ、『校閲ガール・河野悦子』で「可愛いだけ」から脱皮なるか?

2016/10/03 11:45
『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)公式サイトより

 来たる10月5日、民放の秋ドラマの先陣を切る形で、石原さとみ主演『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(水曜午後10時~/日本テレビ系)がスタートする。こと連ドラに関していえば、2012年7月期『リッチマン、プアウーマン』以降に石原が出演した作品は、4作連続でフジテレビ系のドラマで、日テレの連ドラ出演は、11年7月期『ブルドクター』以来、5年3カ月ぶりとなる。

 ここ最近の石原は、『失恋ショコラティエ』(14年1月期)、『ディア・シスター』(同年10月期)、『5→9~私に恋したお坊さん~』(15年10月期、いずれもフジテレビ系)と立て続けに恋愛ドラマに出演しており、すっかり“ラブストーリー”専門女優という印象が強くなった。

 視聴率は『失恋ショコラティエ』が全話平均12.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、『ディア・シスター』が11.3%、『私に恋したお坊さん』が11.7%と、いずれも2ケタを超えており、一定の評価を受けてきた。愛らしいルックスが恋愛ドラマで映えるのか、視聴者からは毎回「石原さとみ、可愛すぎる!」などの声が多く上がっているが、一方で「演技がうまい」といった評価はあまりなかった。

 そんな石原が、今回は“お仕事ドラマ”にチャレンジするというのだから、ある意味、非常に注目されるところ。

 『校閲ガール・河野悦子』は、おしゃれ大好きで、スーパーポジティブな主人公・河野悦子が、夢のファッション誌編集者を目指し、出版社に入ったものの、配属されたのは地味な校閲部だったというストーリー。原作は宮木あや子の単行本『校閲ガール』(KADOKAWA/メディアファクトリー)シリーズで、脚本は『ラスト・シンデレラ』(13年/フジテレビ系)、『ディア・シスター』などの中谷まゆみと、『ドS刑事』(15年/日本テレビ系)などの川崎いづみが担当する。

 準主役は、モデルにスカウトされる大学生・折原幸人役の菅田将暉、また女優二番手は、悦子の高校の後輩である編集者・森尾登代子役の本田翼。そのほか、和田正人、江口のりこ、田口浩正、足立梨花、鹿賀丈史、芳本美代子、青木崇高、岸谷五朗らが脇を固める。

 日テレの「水10」ドラマは好調が続いており、7月期の『家売るオンナ』(北川景子主演)は全話平均11.6%で、民放連ドラでトップ。また4月期の『世界一難しい恋』(嵐・大野智主演)も12.9%と高視聴率をマークしており、いい流れができている。

 それだけに、『校閲ガール・河野悦子』も高い視聴率を求められるのは必至。この数年、恋愛ドラマでそのルックスを生かすことで人気を博してきた石原にとっては、“お仕事ドラマ”で、どれほどの数字が取れるのか、その真価が問われる作品になりそうだ。なんとしても、2ケタ台はキープしたいところだろう。
(田中七男)

最終更新:2016/10/03 16:44
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