芸能
サイ女の「文壇ゴシップ劇場」

「書いてあげるから、賞にノミネートして」トンデモ要求で出版界から嫌われる小説家とは?

2015/03/26 19:00
『ハゲタカ(上)』(講談社)

 ドラマ化、映画化された人気経済小説『ハゲタカ』(講談社)シリーズの作者として知られる小説家の真山仁。同作のヒットにより、各社こぞって原稿をもらいに奔走する人気作家となり、昨年作家生活10周年を迎えたが、悪評が噴出しているという。

「例えば、『おたくで書いてあげるから、○○賞にノミネートして』と交換条件を迫ったり、『原稿料を値上げしないと書かない』と無理な交渉をしてきたり……。また、売れ行きがよくなければ、出版社に責任を取るよう求めてくることも。今年1月に発売された『雨に泣いてる』は、もともと講談社で出す予定だったようですが、昨年に同社から刊行された『そして、星の輝く夜がくる』が売れなかったため、幻冬舎に移されたそうです」(書籍編集者)

 特に“ノミネート強要問題”は、編集者の頭を悩ませている。

「2012年に『コラプティオ』(文藝春秋)が、文春が主催する直木賞にノミネートされていますが、これは真山が押し込んだのではとささやかれていますし、昨年の『グリード』(講談社)が講談社後援の吉川英治文学新人賞にノミネートされたのもそうなのでは……といわれています。ノミネートされても、受賞しなければ、反省会と称して担当編集者が呼び出されるとか。そこでは『責任を取れ』などと激怒され、延々とお説教されるそうです」(同)

 原稿料の値上げ交渉にしても「冗談ではよくあるが、本気で仕掛けてくるのは筒井康隆か真山くらい」(同)だそう。こうした貪欲さは、どこから生まれたものなのだろうか?

「文学賞に無縁であることに強いコンプレックスを持っていて、それが悪い方に働いてしまっているようです。また、『ハゲタカ』が売れた真山は、事務所を立ち上げて秘書やバイトを雇い、小説執筆のための取材をさせたりしています。その費用も稼がなければいけないため、現在の原稿料だけでは足りないのでしょう。1回50万円ほどといわれる講演会を、頻繁に開催しています」(同)

『ハゲタカ』シリーズ以外の売れ行きは芳しくない真山。このまま編集者に嫌われては、裸の王様になりそうだ。

最終更新:2015/03/26 19:00
アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 幼馴染は一卵性の獣~スパダリ双子とトロトロ3人生活~
  2. エッチな小西さんと陰キャラな内田さんの社内恋愛事情~地味な経理男子の身体はXLサイズでガテン並み!?~
  3. 幼なじみアイドルは初恋を手放さない~深夜2時の甘とろマネジメント~
  4. 硬派な漁師は妻(偽装)を隙あらば抱きたい
  5. 人気若手俳優とスキャンダル契約~宣伝対価はナカまで満たす契約えっち!?~
提供:ラブチュコラ
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧