画材の盗難に、自己満足作品の押し付け……意外とトラブる、アートな人たち

「資料見ながら描く奴は、絵を描くために普段周りを見てない馬鹿」
「絵は趣味程度に楽しくやるのが一番、仕事にする奴は楽しめない馬鹿」

　とつぶやくようになり、一気に気持ちが離れて、別れてしまいました。

■知人が「絵描きになりたい」と言い始めたら……

　今回は迷惑エピソードを中心紹介しましたが、絵はいろいろと人を狂わすようです。趣味として、絵を描くのは素晴らしいことです。ただし、それが趣味を超えて「芸術家を目指す」といった方向にシフトすると、一気に雲行きが怪しくなります。夢を持つことは素晴らしいことですが、実力もなく努力もせずに夢を見て実行するのは、人生の自殺行為です。

　さて、もしあなたの周りで「絵描きになりたい」と言う人がでてきたらどうすればいいのでしょうか？　「才能がないんだから止めなさい」と言ってストップさせるのは、よろしくありません。恋と一緒で、周りから止められると、本人はますます燃え上がってしまいます。

　そんな時は、冒頭で紹介した木梨憲武の出番です。お笑い界の一線で活躍しながらも、個展も8度も開いている。つまり、本業をしっかりやりつつ、芸術活動もできるのだよ！　とアドバイスして、まともな職に就かせましょう。恐らく本業が忙しくなって、芸術活動なんかしなくなるはずです。

　最初は単に羨ましいだけの存在だった木梨憲武ですが、このような使い方をするとこで、一気に私も「ありがたい人だ」と思うようになってきました。

Hagex
ネットに投稿された人間関係のトラブルを集めたブログ「Hagex-day.info」を運営。「ネットウォッチャー四天王」の1人……というウワサ。