海外
訴訟要件はまともなのに……

ハリウッドで干されている『グレイズ・アナトミー』のイジーが、訴状でもカン違いっぷり全開

2014/04/11 18:25

 だが、このことを知ったキャサリンは大激怒。「商品の宣伝に、無断でイメージを使用された」としてデュアンリードを相手取り、600万ドルの訴訟を起こした。訴状には、「原告はテレビと映画界において、女優、プロデューサーそしてセレブリティとして高い成功を収めている人物」「エンターテインメント業界からは今なお需要ありと見なされており、ひっぱりだこ」と記されており、「キャサリン・ヘイグルでグーグル検索すると320万もヒットする」「Twitterのフォロワーも、75万4,000人もいる」と大スターだといわんばかりの自画自賛する言葉が並べられているとのこと。これほどまでに超有名人なのだから、パパラッチ写真であっても無断使用は許されるものではない、と主張しているのだという。

 慰謝料は彼女が母と共に運営している動物救済団体「ジェイソン・デーブス・ハイグル基金」に寄付するとしており、これはさすがにキャサリンに同情が集まるかと思いきや、「TMZ」は訴状に書かれたキャサリンの自分大好き自己紹介文が痛々しいと笑いネタにしており、米ゴシップ芸能サイト「HollywoodGossip」は、「ナンセンスの訴訟」とぶった斬るなど、メディアは冷ややかに報道。ネット上には、「勘違いディーヴァの勘違い訴訟」「600万ドル? クーポン20枚でいいだろ」「訴状に“最も嫌われているセレブの1人です”と書くのを忘れてるね」「デュアンリードにとっては、良い宣伝じゃないだろう」と彼女を叩く言葉が飛び交っており、バッシング騒ぎに発展している。

 実はキャサリン、今年2月に主演する予定の新作映画『Jenny’s Wedding』の製作費用15万ドル(約1,500万円)をカンパしてほしいとオンライン資金調達サイト「Indiegogo」で呼びかけるものの、なかなか集まらず「大勢のファンが彼女から離れていったようだ」と伝えられたばかり。「TMZ」から「集まらなかった分は自腹を切るの?」という問いに、キャサリンは「ここ数年、あまり稼いでないし、家族を養わなきゃいけないしね……」としおらしく答え、金銭的に厳しい状況に置かれているのではないかとも報じられた。

 「ここ数年、あまり稼いでないから」と発言したことから、これまでの高飛車な態度を反省しているのかと思いきや、今回起こした訴訟で相変わらずのディーヴァ思考であることが明確になったキャサリン。ハリウッドから「一緒に働く価値なし」と干されてしまっているのに、「ワタシはひっぱりだこ」だと強気なのがなんとも痛々しい。女優として大復活を狙っているキャサリンだが、この訴訟で業界人をさらにドン引きさせ、その夢はますます遠のくのではないかと懸念されている。

最終更新:2014/04/11 18:28
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