[女性誌速攻レビュー]「美ST」7月号

ブロッコリーを食べる、富士山の絵を肌身離さず持つ、現実感薄い「美ST」の妊活

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「美ST」2013年7月号/光文社

 「美ST」(光文社)7月号の表紙は高岡早紀です。表紙撮影にもかかわらず、ほとんどファンデを塗らなくてすんだという驚異の美肌の持ち主だそうで。インタビューで次のように語っています。

「高価な化粧品を使ったり、エステに行って少しでも老化を遅らせたいという気持ちはわかりますが、それより生活が充実しているほうが今の私には重要。よく見るとシワやシミがいっぱいあっても、それを打ち消せるほどの笑顔があったり、あの人楽しそう、って言われるようなら気にならないと思うんです。とはいえ、大きなシミができたのに放っておくというのはどうかな? どうにもならないときは美容医療もありだと思うし、否定的ではないですね」

 出ました! “シワ、シミより笑顔が大事”、女優の常套句です! “外見より内面重視”論を唱えて同性から人気を得ようというつもりのようですが、もし本当にシワやシミがいっぱいできたとして放っておくわけがありません。「笑顔があればいい」なんてヌルいことは、今がきれいだから言えること。美があった上で初めて「笑顔があればいい」と言えるわけです。だって女優だもん。そんなこと素人でもわかるのに、なぜ「笑顔があればいい」なんて言うのでしょうか。外見の美ばかり追求しているわけでない、外見に難は合ってもそれを受け入れる度量の大きさを持ち、多様な価値観を持っているということを、なぜアピールせねばならないのか……。こういうことって、結構私たちの中にもありますよね。さまざまな価値観を認めることは是であるけれど、そうあらねばならないというカッコつけた正義感が自分を縛って苦しめることもあるような気がしてなりません。

<トピック>
◎齋藤薫の読む美容液 高岡早紀
◎実録・「40代で産む」の努力! 感動! 現実。
◎Mr.シングルからのプロポーズ

■よくありがちな“理想の女性”

 価値観の話とは少々異なりますが、ダブルバインドの話を。巻末の方に掲載されている「Mr.シングルからのプロポーズ」という新連載ページを見てみましょう。「美ST読者のお相手に相応しい独身男性」を毎月1人ずつ紹介するという企画。どこまで演出なのかわかりませんが、一応イケメンによるお嫁さん募集コーナーということです。今回は、45歳外資メーカー勤務、趣味ゴルフ、バスフィッシングという方。彼がこんなことを語っています。

「僕には甘えてくれるけど、他ではしっかりした面倒見のいい人がいいですね」

 “甘えん坊だけどしっかり者が理想”だなんて、まるで夢見る少年のような方(=自分に都合のいいことばかり言いやがる子ども)ですね! 理想は理想、矛盾は矛盾。はっきり言って、甘える女性は恋人に対してだけでなく誰にでも甘えますし、しっかり者はどこへいってもしっかり者です。しっかり者が、恋人の前だけで甘える演技をして成立する可能性はあります。でも、それも結婚してしばらくたてば演技を忘れ、夫を尻に敷くようになるでしょう。逆にいろんな演技に目覚めて手のひらで転がすようになるかもしれません。いずれにせよ、他人がそうそう自分に都合よくいくわけがない。

 ……と、男のことならそうやってツッコミを入れたり、互いに妥協しあったり、受け入れ合ったりすることができます。でも、そううまくいかないのが次の問題です。

高岡早紀が勝間和代に見えた

しぃちゃん

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