プウ美ねえさんのエプロンメモ

「親の理不尽な仕打ちを思い出し……」怒りとの向き合い方に関する、プウ美ねえさんの手引き

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(C)熊田プウ助

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

<今回のお悩み>
「嫌なことを思い出した時、どう対処しますか?」
 怒りたいのに怒ることができず、無理に怒りを伝えようとすると、泣いてしまったり、言葉になりません。もう30歳になりましたが、治りません。先日、両親と食事をしていて、触れてほしくなかった小学生時代の話題(親の理不尽な仕打ちでひどい目に遭った話)を振られ、当時の思い出がよみがえり、泣き叫んで物を投げつけてしまいました。プウ美ねえさんは、嫌なことを思い出した時、どう対処しますか?(ムーミン谷のダニさん、30歳)

【プウ美ねえさんの回答】
 「嫌な事など早く忘れなさい」と人生の先輩たちは言います。それができれば最高ですが、どうしても思い出してしまうからつらいのですよね。おねえさんもいろんな事でしょげたり泣いたりします。一番ながいところでは、30年間腹を立てつづけていたことがあります。嫌な事をわざわざ漫画のネタにして蒸し返したり、自分がどれだけ傷ついたか周囲にアピールしたりしたせいです。醜い生き方です。最近ようやく、思い出してもなにも感じなくなりました。つらい事から逃げて好き放題に生きた結果、楽しい思い出が増えて、古い痛みが脳からこぼれおちたのだとおもいます。

 嫌な思い出につらくさせられないための具体的な方法としては、なるべく浸らないこと。自分は正しかったとか理由をつけたり勝とうとしたりせず、とにかく逃げること。忙しくしたり楽しい事を詰め込んだりして嫌な事を脳の外に追いやることなどが有効です。嫌な事があると人は真面目になりがちで、つらがっている自分を崇高な存在だと思いたくなったりします。文学者や芸術家はそういう時間が大切かもしれませんが、ふつうの人や漫画家がつらがっても、世の中が素敵になることは滅多にありません。テレビをみたり漫画を読んだりして、フィクションの世界で心をリセットしましょう。他人や犬猫の体を触ってほうけてもよろしい。甘い物も即効性があります。それはなんら恥ずかしい事ではありません。あなたと、周囲の人を明るくするための大切な手段です。

【今月のエプロンメモ】
相手に泣かれるとどう思いますか。「事態の解決をなげている」「泣き顔がこちらの負担になることを何とも思っていない」そう感じてイヤな気持ちになりませんか? 大切な人の前で怒りの涙はなるたけ堪えて。どうでもいい相手、尊敬できない相手には、嫌がらせとしてどんどん泣き顔を見せつけましょう。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)、『世界一周ホモのたび 狂』(同)、『TOKYO中年駄ホモ生活』(同)など。

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