今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

ユーキャン流行語大賞に来場した「週刊文春」に思うこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

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「週刊文春」12月8日号(文藝春秋)

◎残念大賞
 ユーキャン新語・流行語大賞発表。毎回毎回「受賞する言葉が本当ははやってない」ってのが逆に「真の流行語はどれか」を考える原動力になるというマッチポンプ。ま、一応「週刊文春が来場する」ということで「ゲス不倫」等々も日の目を見てたけど。この「来場する」ということも含めて、「週刊文春」(文藝春秋)というものが擬人化されるほど、今年は「文春」の年だったということなんだろうなぁ。

 それにしても、あのマスクはイマイチだった。変なコラボなんてしないで、黒地に大きく「文」と(できれば金字で)書いてあるシンプルなヤツにした方が、そして声は出さない方が、「週刊文春」の底知れないイメージが伝わりやすく、キャラとしてスパークしたような気がするのだが。ま、スパークする必要ないんだろうけど。ヘタしたら来年のハロウィンでイケたかもと思うと、他人事とはいえ、何か惜しい。

◎当代一のゲス男
 そんな今年のmy流行語大賞だが、まくってまくって入ってきた「ギフハブ」に決定だぁ! あの「ASKA生電話@ミヤネ屋」はすごかった。本物はレベルが違うといったらアレだが。「ギフハブって組織がありまして」「仮想現実でボクのいるところを映したりして」「携帯にアプリが埋め込まれている」と滔々と。アプリって埋め込むモンじゃないだろが。本物のASKAの言動もさることながら、それを聞いている宮根の表情が。

 状況はかなりおいしいが、今は死んでもおいしい顔をしてはならない。でも受話器から漏れ続けるASKAのカン高い声は「今、日本は想像のつかないテクノロジーの発達で」「かなりの人がこういうことやられてるんだけど、これに気づいたのはおそらくボクがはじめて」「この前もAppleに相談したんですけど『我々が経験したことのないことです』って言われちゃって」「今度本を出すんですけど、その第二巻に全部書いてあります」。……よく吹き出さずに聞いていられるな。ほとんど「笑ってはいけないASKA」状態。「警察に言ったら、ボクは被害者なのに尿検査って言われて」「で、その尿を持って行かれて、今に至ると」。宮根、アウト~。

 いや、実際はもちろん、一回も笑わぬまま完遂したのだが。すごいな宮根。ASKAをバカにしてるのがバレないよう、しかし自爆するよう、紙一重のところで話題を振る職人技。これが安藤優子なら、もっとガッついてエグ味が目立っただろうし、羽鳥慎一じゃあ、泳がせ不足だっただろう。人が悪くて、技術よし。この資性ある限り、これからも『情報ライブ ミヤネ屋』(フジテレビ系)の栄華は続くだろう。千代に八千代に。

◎勘違いで突っ走り
 「好きでもない人にはたくさん言い寄られるけど、本当に好きな人には振り向いてもらえない」という、甘酸っぱい思春期のようなジレンマを抱え続ける『NHK紅白歌合戦』。「好きです」くらいの意思表示ならともかく、あんまりグイグイ来られるのはちょっと。というワケで思い切って、不要な人員に「もう来ないで」という意思表示をしてみたら、結構さっくり整理成功。1人ストーカーみたいになっちゃったのいるけど。 やんわり言ってもハッキリ言ってもわからない。人前で決定的にダメと宣言されると今度は悪口雑言。芸能史上初、番組に対する接近禁止令が出るかもな。いい大御所が見苦しい。ワダってる。

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今井舞(いまい・まい)週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。



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