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「『ルパン三世』は人が死にすぎ」実写化しなくてもよかった2010年代映画ランキング

 日本映画界において、活気を見せているマンガやアニメの実写化。ヒットした作品は次々と実写化されていき、人気俳優や女優がその映画に出るのは今や当たり前のような風潮になっている。しかしその評価は必ずしも良いとはいえず、特に原作ファンからすると、複雑な心中があるようだ。そこで今回は「2010年代の『実写化映画化しなくてもよかった!』作品は?」を調査した。(Sagoooワークス調べ/調査地域:全国/調査対象:年齢不問・男女/有効回答数:100)。

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『ルパン三世』公式サイトより

 1位になったのは、30票を獲得した『ルパン三世』。2014年に公開された同作は、モンキー・パンチの同名マンガを原作とした実写映画。ルパン役に小栗旬、次元大介役に玉山鉄二、石川五ェ門役に綾野剛、峰不二子役に黒木メイサと豪華キャストが揃ったことから話題性も高かった。しかし50年近く続いている原作で、アニメシリーズも大人気ということから実写化へのハードルは高かったようで、

「私はアニメ世代で、特に初期のルパンが好きです。実写はアニメのイメージを損なうのでやめてほしい」(50代/男性/自営業)
「ルパンは2次元でいてほしかったです。好きな作品はあまり実写化してほしくない」(30代/女性/パート・アルバイト)
「アニメが長年愛されているのに、なんで実写化したのか本当に謎」(20代/女性/パート・アルバイト)
「20年以上大好きなアニメだったのに、実写化されたのを見てがっかりした」(30代/女性/無職)

などと厳しい声が上がった。原作やアニメ版への強い思い入れを持っているファンが多く、反感を抱かれやすかったようだ。また、「どのキャラも合ってない感じがして、違和感だらけだった。わざわざ実写にする意味が見いだせない作品だった」(20代/女性/会社員)、「原作のイメージが強すぎて、自分の中にあるキャラクターのイメージとそれを演じた俳優のイメージが一致しなかった」(20代/女性/学生)といった、個性的なキャラクターと配役とのズレに違和感を抱く声も多数見受けられた。

 そして同じく30票を獲得して1位タイになったのは、15年公開の『進撃の巨人』。原作は、人間を食う巨人たちに“立体機動装置”を駆使して少年少女が立ち向かうという諫山創の大ヒットマンガだ。テレビアニメや劇場アニメも公開されている同作の実写化には、

「漫画を読んでリヴァイなどの登場人物に感情移入していたのに、役も変わっているし、配役も想像と違って違和感があった」(40代/女性/パート・アルバイト)
「オリジナルキャラが多すぎる。戦車や変な施設が出てきたり、文明の設定も変わりすぎている。さらに後半は、人物の心理描写が雑すぎて、敵だった人が急に味方になっていたりと理解できないシーンの連続。なんでもかんでもお色気シーンを入れればいいってもんじゃない。ラブストーリーじゃないんだから」(30代/女性/専業主婦)
「中途半端に原作を改変するくらいなら、いっそ世界観だけ引き継いだ完全オリジナルでやった方がまだ良かった」(30代/女性/自由業・フリーランス)

といった、原作の改変を叩く声が続出。また、キャスト陣は主人公のエレンを三浦春馬が演じたほか、ミカサ役を水原希子、アルミン役を本郷奏多が演じるなど、人気役者が集結したが、「全てを日本人が演じることにまず無理があった」(40代/女性/専業主婦)、「白人なら何とかできると思うけど、日本人には無理があると思われるから」(60代/女性/専業主婦)などと、さまざまな人種が登場する作品にもかかわらず、キャストが全員日本人だったことを批判する人もいた。

 そのほか「やはりあの漫画の迫力を実写で出すのは難しいと思う。撮影場所はいいと思ったが、やはり、実写化するべきではなかった」(10代/女性/学生)、「リアルな世界観ではないので実写化すると、より嘘くさく感じる」(40代/女性/専業主婦)といった声も。凝った世界観の作品であるだけに、そもそも実写化すること自体無謀だったと考える人も多かったようだ。

 そして3位にランクインしたのは、11票が集まった14年の『黒執事』。テレビアニメ化のほか、舞台も上演されるほどの人気作で、実写版では名門貴族の当主・幻蜂清玄役に剛力彩芽、執事・セバスチャン役に水嶋ヒロというキャスティングも話題を呼んだ。しかし、

「そもそも設定から何から、まったく違うものになっているので、これなら原作が必要ないレベル」(50代/男性/専業主夫)
「主要キャストの性別を変えてまで実写化した理由がわからない。実写化するならもっと原作を大切にした内容にしてほしい」(30代/女性/自由業・フリーランス)
「実写化なのに漫画と設定が変わっている、性別を変えられたことがすごくショックだった」(20代/女性/会社員)
「役者の見た目がキャラクターに似ても似つかないのはもちろんのこと、設定もまるで違う。黒執事の実写映画化というよりは、黒執事を元に考えたオリジナル脚本として出した方が、ファンも受け入れられたと思う」(20代/女性/学生)

と、これにも設定改変に憤る声が多く見られた。何より原作では少年だった主人が、剛力演じる男装少女へ変更されたことに、ファンは失望したようだ。

 4位には7票を集めた、16年の『テラフォーマーズ』がランクイン。人類が火星で異形の生命体と死闘を繰り広げる超人気マンガの実写化は、三池崇史氏が監督を務め、伊藤英明や武井咲など豪華キャストが参加した。しかし、アンケートの結果は「テラフォーマーズの世界観は実写じゃ表せない。有名役者を揃えておきながら、ここまでつまらない映画は初めてでした」(50代/女性/その他専門職)、「漫画の世界観をあまり再現できておらず、正直タレント頼みのような気がするから」(40代/男性/会社員)、「漫画だとキャラが魅力的だが、実写だとキャストに魅力を感じなかった。話もひどい」(20代/女性/パート・アルバイト)と酷評が相次いだ。

 また、5位は5票を集めた『るろうに剣心』。12年と14年に佐藤健主演で実写化された同作には、「漫画やアニメのままの方が、趣きがあった。セットや衣装で昔の感じを出すのは、無理がある」(40代/男性/自由業・フリーランス)、「漫画が好きなのですが、こちらでは簡潔にしすぎていて物足りない。演技してますよ、という感じが出ていてすごく残念でした」(20代/女性/無職)など、人気原作ならではの評価が寄せられている。

 そして6位には3票を集めた『暗殺教室』、7位には2票が入った『寄生獣』がランクイン。

 どの実写化映画についてもいえることだが、映画そのものの評価よりも原作と比較して批判する声が多い様子。特に人気マンガほど原作ファンからの期待も大きくなるので、作り手の技量が問われることになりそうだ。

コメント大賞は「唯一の救いは“プロ”の石原さとみだけ」

しぃちゃん

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