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紅音ほたるオフィシャルブログより

 元人気AV女優の紅音(あかね)ほたるさんが、8月15日に亡くなっていたと、交際相手で所属事務所社長でもある原敏史氏が自身のFacebookで29日に報告した。紅音さんといえば、「元祖潮吹きクイーン」と呼ばれ、AV業界でトップ女優として活躍し、2008年、人気絶頂の中、惜しまれながらも引退した。AV業界を引退してからの彼女の生き方とは、どのようなものだったのだろうか?

 紅音さんは04年、「秋月杏奈」(あきつきあんな)の名でAVデビューした。デビュー当初はギャル系だったがロリ系にイメージチェンジし、企画単体女優として一躍人気を集めた。「紅音ほたる」に改名後は、再びギャル系にイメージチェンジし、05年には「週刊プレイボーイの」AVアカデミー新人賞を受賞。07年からは、エイズ感染予防を呼びかける早稲田大学での「HIV/AIDS FORUM」や厚生労働省主催の「レッドリボンライブ」、HIV/エイズ全国意識喚起キャンペーンwAdsの「レッドウォーク」などに参加したりと、女優業以外にも幅広く活動していた。

 08年の引退後はHIV予防啓発活動などに携わり、モバイルサイト「紅音ほたるのおもちゃ生活」にて女性向けアダルトグッズの販売、ブログ「紅音ほたるのオトナの保健室」では、女性限定で性の悩み相談に乗るほか、「AV撮影のヤラセ」をインタビューで暴露するなど、気さくな性格が受け、男性のみならず女性ファンも増やしていった。10年には、一般社団法人「つけなアカンプロジェクト」を設立。自ら、代表理事を務め、「性病や望まない妊娠など、セックスで悲しい出来事を起こさないため」と、街頭に立ち、コンドームを手渡しで配布することによって「コンドームをつける大切さ」を啓発する活動を行った。この活動のきっかけを、紅音さんは「SARUnet.com」のインタビューでこう答えている。

「AV現役の時に、HIV関連のイベントに出演したことがキッカケです。そこで『AVのせいで、若い男女で傷ついてる人が多いことをどう思いますか?』と質問されて。(略)AVはファンタジーなので、コンドームを付けるシーンを映したりしないけど実は付けていたりします。でも現実でAVと同じことをしていたら、望まない妊娠や病気の問題も出て来ますよね。これは一生のことなので、ちゃんと伝えていかないといけないと思うようになりました」

 また、15年の「思春期・若者を知るための公開シンポジウム」では「イマドキ思春期の悩み」がテーマのパネルディスカッションにパネラーとして参加、11年には台湾の「エイズ予防大使」に任命されるなど、積極的に「性の意識向上への取り組み」を行っていた。

そういった活動のほかに、交際相手であった原氏が代表取締役を務める会社「メイド バイ ジャパン」に所属。同社が手がけるパーティーグッズの監修や、クラブイベントにもDJやポールダンサーとして参加するなど、幅広く活動していた。

 亡くなる直前まで、「つけなアカンプロジェクト」のコンドーム配布活動やクラブイベントに励んでいた紅音さん。同プロジェクトについて寄稿した書籍『中高生からのライフ&セックス サバイバルガイド』(日本評論社)は、8月半ばに発売されたばかりだった。

 死因は大人になってから患ったぜんそくの発作による窒息死といわれているが、詳しい原因は調査中だ。彼女は亡くなる1カ月ほど前、Twitterにこのような内容を投稿している。

「poledanceもDJも自分からやりたいと思ったわけじゃないんだよなぁ。だから自分からやりたいと思ったAVとは全然ちがうわけで、引退後の活躍に対して 『ほたるさんのように自由に』『憧れます』なんてコメントをもらうけど 実際は籠の鳥だよ」(原文ママ)

 私たちの目には、自由でオープンな性格のように映っていた彼女も、彼女なりに「不自由さ」を感じていたのかもしれない。

 紅音さんの生前、原氏は「そろそろ(紅音さんと)結婚しないと」と周囲に漏らしていたという。元AV女優という角度から、「若者と性」に真剣に取り組み、さまざまな活動をしていた紅音さん。女性としての幸せをつかむという意味でも、これからという若さで亡くなってしまったことが、ただただ惜しまれるばかりである。
(ケミカルT)

中高生からのライフ ご冥福をお祈りいたします amazon_associate_logo.jpg

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