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仁科友里の「女のためのテレビ深読み週報」

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紀香のLOVE説法が始まるよ~

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな芸能人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の芸能人>
「恋することって人を成長させてくれる」藤原紀香
『ノンストップ!』(フジテレビ系、3月17日)

 耳当たりがよく、頻繁に聞くけれど、よく考えると意味のわからない言葉がある。例えば、「他人の痛みがわかる」という表現。かつて離婚直後の西川史子が『ノンストップ!』(フジテレビ系)をはじめとした番組で「離婚をして、他人の痛みがわかるようになった」と発言していた。西川はそれまで「失敗する人は、努力が足りないから」と思っていたが、離婚によって、努力してもどうにもならないことがあることを知ったそうだ。一見正論なようだが、西川がわかったのは“他人の痛み”ではなく、“離婚の痛み”であり、それはつきつめていけば“(離婚をして傷ついた)自分の痛み”ではないだろうか。

 またテレビは、現代の若者の精神的な“甘さ”を指摘したいがため、仕事が続かない若者にインタビューすることがあるが、その際彼らの答えで多いのが、「人の役に立つ仕事がしたい」「自分が成長できる仕事がしたい」だ。そう思っているのなら、ぜひ若い力を社会に役立ててほしいものだが、それでも彼らはなぜか仕事が続かないようだ。

 「他人の痛みがわかる」「人の役に立ちたい」「自分を成長させてくれる」――。崇高すぎて、嘘くさささえ漂うこれら全てのキーワードを、1人で持っている芸能人がいた。藤原紀香である。17日放送の『ノンストップ!』に出演し紀香は、自分の“LOVE理論”を語った。紀香は最近の若者を「恋愛面倒くさい症候群」とダサいネーミングでくくり、恋愛を勧めた。その理由は、恋愛をすることによって痛みを経験することは多いが、「受けた痛みの分だけ人に優しくしようって思うから」であり、それが結果的に「人を成長させてくれる」のだという。最後には「男女問わず、献身的な愛を注げる人になりたい」と結んでいた。

 これもまた一見、正しそうではあるが、よく考えると変な理屈である。恋愛はしんどいものであり、つらいときに友達をはじめとした他人に助けてもらうことは、よくあることである。ダメージが大きいほど、時に相手に迷惑をかけてしまうわけだが、その代わり、相手がピンチのときに、こちらがサポートすれば貸し借りはゼロになる。

 しかし紀香の「受けた痛みの分だけ人に優しくしようって思うから」には、誰かに助けてもらったという気持ちは感じられない。そこにあるのは「自分がつらいのにもかかわらず、他人に優しくしてあげる私」という“上から目線”と“自分へのうっとり感”である。

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