角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第83回

慣れない園児、言葉遣いの悪い園児、保育料を払わない親……新年度前は保育園側もドキドキ

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娘が学校で、総合科の時間にオオシマザクラの葉で桜餅を作ってきたので食べました。ちなみに桜餅を載せたお皿も娘が作りました。桜が咲くときは、2年生なんですね(感激)

 まもなく新年度、とうとう保育園で一番忙しい時期の到来です。なにが忙しいかというと、入園面談、卒園する子どもの制作物の進行、そして、4月1日は新しい園児と先生がやってきます。みんなが同じ日に「はじめまして」は大変なので、今月末から「慣らし」として数人が先に入園してくる予定。4月1日からフルタイムで仕事復帰するママも多いので、その前に保育園に慣れておくようにします。

 新しい園児が入ることはとてもうれしいし楽しいですが、どんな子どもかわからないので怖さもあるというのが本音です。こちらもプロなので、1日過ごせば、性格、食べ物の好き嫌い、昼寝の癖がわかるので、翌日からの保育の作戦を立てられます。1日が無事に過ぎれば、あとはなんとかなるといったところかな。1、2歳児は母子分離ができていないので慣れるのに時間がかかりますが、慣れない子どもはいないので安心していますね。

 入園は1、2歳が多いですが、他園から転園してくる3歳児もいます。0歳から年少前までしか預かりをしていない保育園も多いので、そちらを卒園して入園をするわけなのですが、3歳だとトイレ、食事などのの生活面はラク。その反面、態度や言葉遣いの悪い子も稀にいて苦労します。園ではほかのお友達に悪影響が出るので、「もっと優しく言って」「“俺”ではなく“僕”」と何度も根気よく直させてはいますが、親が本気で直させたいと思わないと、はっきり言ってどうにもなりません。ほかの親からクレームが出てもどうにも改善しなかった場合を考えて、契約書に「他の園児の健やかな成長を妨げると判断した場合、契約解除できる」と記載しています。うちの保育園で赤ちゃんから育った子どもに関しては、言葉遣いがきれいですね。

 全員が「はじめまして」からスタートするのは、私がプロデュースしている「音羽の坂こども園」(4月開園)なのですが、プロデュースの甲斐あってか、定員いっぱいで現在キャンセル待ちとなりました! ありがとうございます! このコラムの読者さんも入園していただいたみたいで、うれしく思います。4月1日はきっと大変なことになっていると思うので助けに行きたいですが、駒沢の森こども園も大変な状態だと思うので、手伝いに行けても午後になってしまいそうです。でも、行きますよ!

■スタッフ育成に本腰を入れなきゃ

 保育園はスタートするまでも大変だし、スタートしてからも日々の業務が多すぎて、なかなかスタッフを外部研修へ出していないのが実情です。気づけば私自身、営業スタッフ&事務スタッフを育てていなくて、全部自分でやる羽目になっています。いまは現場に出て全部自分で行うのが楽しいですが、10年後、私は楽しくても、スタッフにウザがられる年齢になっているわけで、営業を30代の美人女子かイケメンにさせた方が、現場は働きやすいですよね。

 現在は、見学に来られた保護者の方から、「角川さんに直接対応してもらえるなんて、うれしいです!」なんて局地的には喜ばれている状況ですが、平成29年度の入園者の申し込み後から営業スタッフを育てていければいいなと思いますね。いま思うと、元仮面女子でアイドルマネジャーの月村麗華ちゃんが、アイドルを辞めてマネジャーになるか、がんばって保育士になるかという岐路にいたとき、「保育園の営業やんなよ」と誘えばよかったと後悔しています(本気)。美人だし、地頭いいし、空気読めるし、元ヤンでセレブ感ゼロだけど、保育園を盛り上げてくれること間違いナシでした。

 保育園の事務で一番気が重いのは、「保育料の取り立て」です。オープンして今まで何人か滞納の常連がいて、今日も子どもを預けているのに、1月分の保育料を払っていない親がいます。「今ないので、今月末に払います」と、ちゃんと払える日を伝える親はまだマシ。メール無視、直接催促しても「夫に伝えます」とかあり得ない反応。まもなく、2月分保育料の請求がお手元に届くころかと……そんな方は、ぜひ他園へお願いします!

角川慶子
(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月1日に「駒沢の森こども園」をオープンさせる。家庭では7歳の愛娘の子育てに奮闘中。

親も保育園側もサバイバルなのが4月

しぃちゃん

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