今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

ローラ父の「唐突に靴を脱ぐ」謝罪スタイルに現れた、人間性と懸念事項

rola_cd.jpg
「Memories」/ユニバーサル インターナショナル

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎祖国にもない風習だそうで
 これも1つの土下座エクストリームということなのか。「唐突に靴を脱ぐ」という、新しい形の謝罪を見せたローラの父。「ダメ父」であることはもう十分認識しているのだが、毎回毎回さらにそこを上回る映像を提供するというのは。すべらへんなあ。

 あの動作、シャンプーハットのこいちゃんが、ロケで「無理を承知で取材を頼む」際、ガチンコの決意表明を示すときにやるネタなのに。今後『今ちゃんの「実は…」』(朝日放送)であれが見られなくなったらどうしてくれる。話が逸れたが、ローラ父。「申し訳ありませんでした」でぺこりでいいのに、なぜ靴を。もちろん、本人はフザけてやったわけじゃないんだろうけど。「心からの謝意をアピールするにはどうしたら」を考え抜いた末、あれを選択してしまうという部分に、彼の人間性が強く出ている気がする。「そうだ、靴脱げばいいんじゃん!」って、自覚ないけど、日本のことうっすらバカにしてるだろう。YOUは何しに日本へ。

◎町内会の頭痛の種
 国家間での緊張した「はないちもんめ」状態が続く、「いわゆるイスラム国人質問題」。うーむ。「イスラム国(ISIS)って呼ぶと、国家として認めることになるから」と、「『アイシル(ISIL)』、もしくは『いわゆるイスラム国』という表現を使うように」と自民党の役員会で申し合わせがあったらしい。志はわかるが、せめてどっちかに統一してから発表して。

 「いわゆるイスラム国」って、「母さん助けて詐欺」「バスケットボールストリート」に並ぶ、日本三大呼ばれない正式名称入り決定だと思うな。「アイシル」になったらそれはそれで、同音の名称の企業(またいっぱいありそうだからコレ)が頭抱えるだろうし。……乱暴者というニュアンスは伝わるが、微妙にダサい、「イスラム団」とかでいいんじゃないだろか。「珍走団」と同じベクトルで。

◎話すほどにボロが出る
 元極楽とんぼ・山本圭壱とのテレビ共演について「難しい」と語ったロンドンブーツ1号2号・田村淳。あったり前だろが。「山本にしか体現できない笑い」みたいなものも元々ないし。万難排除しても、報道側が提供したくなるほどよくできた新ネタもなし。「どんな雰囲気になってるか?」と様子見で来た取材の人間に一番嫌われるような言動で応対し、同情票も期待ゼロ。逆に何でこの仕上がりで復帰できると思ったんだか。

 アレだな。芸能人たちのエア神輿に乗せられたんだな。もし復帰して人気となったら恩人になれるし、ダメな時は無視すりゃいい。「応援」の有名人たちは、各方面にカドが立たないよう、口だけ前のめりで、腰は安全地帯に引けたまま。特に「我こそ発起人」みたいな顔していた淳の、ライブ当日の「抽選に漏れちゃったから花だけ送りました」発言は、ヒドいハシゴの外し方であった。彼にチケットが入手できないワケがなく。もし満席の場内に座るのが気づまりだというなら、楽屋を訪ねればいいだけの話。何かイマイチ旨味なさそう、それどころか、あまり深く関わるとこれは累が及ぶぞ。こうした匂いを嗅ぎわけることにだけ長けている淳の「今のテレビでは難しい」は、「オマエが言うか」も極まれりの、身勝手な撤退宣言である。

 今や「おいしい」か「おいしくないか」を判断することだけで生きのびている淳。山本の余生もさることながら、淳のそれもなかなかどうして。金には困らないが、「いい死に方」はしなそうである。金に困らないなら、本人的にはそれでいいのか。

asokokenbun.jpg

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、1月16日に新刊『今井舞がゆく! 気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)発売。

今、あなたにオススメ



サイゾーウーマンのSNS

  • 「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。

関連リンク