Hage田ゲス子セレクト「渡る世間は鬼女ばかり」

葬儀は結婚式に続くトラブルの宝庫! 遺産を巡る、“窃盗”事件

2013/04/27 15:00

「着物なんかもらっても役に立たない。はやく舅が死なないかしら。彼が死ねばと遺産がたくさん入ってマンションが買えるのに!」

 姑と仲が良かった投稿主は大激怒! 義弟嫁を張り倒し、その騒ぎを聞きつけ舅・夫・義弟などが集まってきました。最初は投稿者に暴力を振るわれた……と言い訳するも、結局電話での会話を認めた義弟嫁。義弟の怒りはすさまじく、義弟嫁は離婚を言い渡され、着の身着のままで放り出される結果に!

<そこに現金があるから!>
今までにあった最大の修羅場 £37
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1336223177/380

 投稿者(男性)の父親が亡くなった。距離的・金銭的な問題、そして嫁が絶対にやりたくない! と言っていたので、父親の介護は兄夫婦に一任。そのため、遺産や香典はすべて兄夫婦に渡すことになっていたのだが、それが気に入らなかった嫁は、親戚をつき飛ばして、香典を持って葬式中に逃走! 実家に逃げ込んだ妻をおっかけ、話を聞いてみると「義兄と義兄嫁だけお金が貰えてズルイ! 私も貰う権利があると」とトンデモな意見を述べるのです。嫁の実家に説得してもらおうとするも、なんと実家は嫁の味方。「警察を呼ぶぞ」と脅したら、あっさりと全額返済。こちらも離婚という結末を迎えるのです。

 結婚式・披露宴もトラブルネタの宝庫ですが、葬儀もいろいろな問題が起こりやすい環境にあります。まず結婚式や披露宴と違って、葬儀は突発的に起こるのが基本です。殺し屋でも雇わないかぎり、計画的に「葬式」なんかできませんもんね。心の準備ができていない&急なスケジュールで心身ともにボロボロなので、ミスやトラブルが起きやすい状態と言えます。また、知人・親戚が多数集まるので、仲が悪い・過去にトラブルがあった人たちが、再び暴れ出す危険性も。

 「人はいつか死ぬもの」とわかっていてもなかなか準備ができないものです。ちょっと時間がある時に、自分が死んでしまった時に、後に残された人の事を考えて遺書・遺言状を書いてみましょう。法的に効果がないもので、大丈夫です。死を具体的に意識することで、今後の人生を見直すきっかけになるかもしれません。あれ? ゲスなエピソードを紹介するコーナーなのに何だか役に立つことを書いているような……まあたまにはいいでしょう。

 遺書を残すことで「3年たったけど結婚を切り出さない彼」「いつも実母の味方しかない夫」「すぐに人の恋人を貶す友人」といった「何となく決別できなかった」人間関係をばっさり精算できるかもしれません。

 まだ両親が健在の場合も、事前に用意をしましょう。どこの葬儀屋に頼むか、墓はどうするか、遺産分配はどうするか。縁起が悪いと言う人もいるかもしれませんが、両親が元気なウチに取り決めをしていた方が、その後の家族間でのいざこざが減ります。

 また父親の葬儀にいきなり隠し子がやってくる可能性もあるので、こちらも事前にリサーチしておきましょう。え、どうやって尋ねるかって? 私の日記を事前に「面白いブログがあるよ」と教えて、一緒にお酒を飲んだ時に「葬式に隠し子がやってきたという記事は大変そうだった。ああいう場合は事前に教えて貰ったら助かるのに」とコメントしておけば、今は告白しなくても、亡くなる1時間前ぐらいには教えてくれるかもしれません。

 このあたりの具体例はいずれ掲載しますので、お楽しみに!

Hagex
ネットに投稿された人間関係のトラブルを集めたブログ「Hagex-day.info」を運営。「ネットウォッチャー四天王」の1人……というウワサ。

最終更新:2019/05/21 15:58
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