吉本興業の今後はいかに

島田紳助復帰以前に、社員が怯える「吉本100周年記念事業」の無計画性

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吉本興行HPより

 吉本興業の大崎洋社長が、暴力団との交際の責任を取り昨年8月に引退した島田紳助について、将来的に復帰を認める発言をしたことが波紋を呼んでいる。吉本創業100周年事業の発表記者会見で飛び出た仰天コメントだったが、同社の新プロジェクトは大崎社長の「いつの日か戻ってきてもらえると信じている」という言葉に完全に飲み込まれてしまった。

 同社の100周年特設サイトを見ると、まず大阪のなんばグランド花月が新規リニューアルされることが告知されている。施設内にレストランやショップが開設され、夜には『吉本百年物語』という特別記念公演が連日行われる。さらにドラマ制作や動画配信サービスなど、2012年に賭ける同社の意気込みも節々から伝わってくる。

 しかし上記プロジェクトに関して、印象に残るような取り上げ方をしたメディアといえば、昨年12月発売の「フライデー」(講談社)くらいのもの。しかも記事の内容は、同誌が名誉毀損で告訴されたことに対するカウンターに他ならない。

「月の労働時間が800時間を超えた、深夜から明け方までの会議に参加させられる、上司に盾突く者は閑職に追いやられるといった、完全に内部告発的な内容でした。3人の現役社員が匿名の座談会形式で本心を明かしていましたが、みな『吉本は大崎氏が社長になってからおかしくなった』と語っていました」(ワイドショーデスク)

 記事では上記の『吉本百年物語』についても触れられていたが、「皆が恐れている、とんでもないプロジェクト(中略)チケットとプロモーションの担当者は戦々恐々としてます。給料天引きで買わされるのか、劇場周辺の業者さんに頼み込んで引き取ってもらうのか」といった、過去を含めた大崎社長の発案の元に繰り広げられる各プロジェクトに対する批判的な内容となっている。

 大崎社長の思いつきから始まり、それに逆らえない幹部たちが進行させるプロジェクトは失敗続きのようだ。2010年度の純損失金が39億円と週刊誌にスッパ抜かれたことでも分かるように、吉本は現在現金が不足しているという証言も。

「吉本所属で平日のレギュラー番組の司会も持っているあるタレントは、ギャランティーの振込がいつまで経っても行われず、同社幹部に直接クレームをつけたという話も聞きます」(芸能プロ関係者)

 また冒頭の大崎社長の紳助復帰発言について、板尾創路ら吉本所属タレントも「僕もまったく同じ意見です」と同調している。しかし、実際に現場社員や芸人からは復帰を望む声はまったく聞こえてこないというのが実情のようだ。 

「吉本は元々紳助のクビを切るつもりはなかったが、本人が引退を頑として主張したためやむなく退社させたと言われています。こうやってメディアを通して、少しずつ『復帰は現実にあること』と世間に浸透させたいのでしょう。上部に誰も逆らえないという環境も手伝って、芸人にまで紳助の復帰を口にさせている、という構図も浮かび上がってきますね」(前出芸能プロ関係者)

 大崎社長はかつて”芸能界のドン”と直談判し、吉本の東京進出を実現させた人物。彼の構想の元、完全に現場の声が届かない中で発足した100周年記念事業は、吉本興業にいい風を吹かせることができるのだろうか。

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