[女性誌速攻レビュー]「VERY」11月号

女子会もそこそこに、イケダン癒やしに余念がない「VERY」妻の奉仕精神

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「VERY」 2011年12月号/光文社

 「女子会」という言葉が一般的になってはや数年。たいそうな名前がついたことで、ムズがゆい感じもありますが、結局、異性と話すよりも同性と話すほうが共感も得られるし、ストレスの解消にもなる……ということで、現在も日本全国で催されているのではないでしょうか。

 今月の「VERY」の第一特集は「今どき、金曜の妻たちは。」だそうです。「金曜日の妻」と言われると、80年代のドラマの影響もあって普通に不倫を思い浮かべてしまいますが、「今どきの妻」は、もっぱら女子会なんだそうですよ。その理由とは?

<トピック>
◎今どき、金曜日の妻たちは。
◎ご多忙イケダンの”癒やし方”
◎ボクの好きな人。斉藤和義

■女子会で逆にストレスを貯めそうな「VERY」妻

 さて、「今どき、金曜の妻たちは。」を見てみましょう。その妻たちが金曜に女子会を行う理由を、フリーアナウンサーの千野志麻は「金曜日の夜は皆さん、ご主人の帰宅も遅く」と語り、また別の読者は、男性陣が苦手なパクチー三昧だとか、夫公認で女友達とイケメンレストランではじける! と、なにやら、旦那との関係が気になる発言が多く、心配になってしまいます。やはり、未婚でも既婚でも、女子会は同性同士が「ガス抜き」する機能が大きいのかもしれません。

 そんな中、旦那と行きつけの隠れ家バーでデートしているのは、イギリス人のご主人を持つ「VERY」専属モデルのクリス・ウェブ佳子です。また、サッカー選手の鈴木啓太と再婚した畑野ひろ子は、「土曜日か日曜日が試合なので、早めに体を整える食事をして、主人が集中できるように家でゆっくり過ごします」と、同誌モデルの滝沢眞規子も「金曜の夜も、家族との時間を大切に過ごしています」と、多少「女子だけで盛り上がろうぜー!」という気分を盛り下げるような発言をしていて気になります。ま、家庭の事情なんで仕方ないっちゃ仕方ないんですけどね!

■自己満足が「癒やし」に転換しちゃった

 ただ、女子同士でワイワイ遊びつつも、旦那を大事にするのは重要のよう。今月は「ご多忙イケダンの”癒やし方”」という特集もあります。これによると、外回りや長~い残業で疲れているイケダンには、癒やしメールを送って心をラクにしないといけないそうです。

 ある妻は「子供の写真と夕食の献立」を送って、「早く帰ってゴハン食べるゾ!」と思わせ、いつもはイケダンがやっている保育園児の送り迎えを妻がやったときには、「ハルマ(息子)が玄関でいじけてるよ~」とメールして、イケダンに「やっぱり(息子は)僕のほうがいいんだ」と勝利の気持ちを味あわせてあげたりと、イケダン持ちの妻の苦労は計りしれません。

 その上、帰宅した夫に目につくように「不定期な交換日記」や、「おつかれさまのメモと一緒に子供の写真がたくさん入ったデジカメ」を置くんだとか。それを見たイケダンたちは疲れを忘れらせるとか書いてます。しかし、「私っていい妻でしょ?」という押し付けがましい奉仕精神が、夫に仕事よりも思い疲労が蓄積しそうだと思うのは筆者だけでしょうか。

■斉藤和義=オナニー野郎ってこと?

 しかし、前号でもイケダン幻想に対して、「ボクの好きな人。」で鋭く切り込んでくれたリリー・フランキーは今月もやってくれます。

 今月のゲストの斉藤和義を相手に、「斉藤くんは女が好きなのに、女たらしじゃない。『女が好きだ』とか『セックスが好きだ』って言ってる人ほど、オナニーばっかしてる」とジャブを決めたあと、「この雑誌で言われるイケダンの要素を全部やってたら、男社会ではダメな人になりますよ」「イケダンみたいにまじめさを売りにしてる男ほどふざけてるヤツはいませんよ。まじめだけで通らないこと、いっぱいあるじゃないですか」と、一刀両断。もしかしたら、リリーさんの連載は、イケダンに疑問を感じている読者のための一種のガス抜きページなのかも……と思わずにはいられませんでした。
(芦沢芳子)

「VERY」

結局「いい妻」やってる自分にうっとり、ということです。

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