[女性誌速攻レビュー]「CLASSY.」5月号

「CLASSY.」の「結婚できる服」特集、最初の1ページで本を閉じたくなるワケ

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「CLASSY.」5月号(光文社)

 先月号を見た時から、指折り数えていましたよ。「CLASSY.」5月号の発売日を。なぜなら、今月号の大特集は「これが『結婚できる』服」!! 服で結婚できるなら、銀座で怪しげな占い師に前のめりで相談していた丸の内OLも結婚できるだろうに……と、先日見た出来事を思い出しました。友人は「本当に結婚できるなら、CLASSY.のコーディネートを全身揃える!!」と言っていましたが、本当に結婚できるの? 他はほとんど広告記事ですし、今月号は大特集だけ見ればいい内容となっています。めくるめく新婚生活(相手の顔だけモザイク)に思いを馳せつつ、早速読み進めて行きたいと思います。

<トピック>
◎これが「結婚できる」服
◎男のコが「グッとくる顔」の作り方
◎CLASSY.スタッフの指名買い「白T」リスト

■耳掃除タイムのスタートです!

 高鳴る胸を抑えつつ、一番に開いた「これが『結婚できる服』」。ページをめくって、ガックリとうなだれてしまいました。だって、一番上に堂々と

「出会いを制するのは『ワンピース』しかない」

 って、書いてあるんですよ! 男がワンピース好きなんて、何年も前から「JJ」(光文社)「CanCam」(小学館)が言ってるわ! もうね、単なる釣りですよ、「結婚できる服」なんて文言は。もう筆者もこの一文を見た瞬間、耳掃除しながら、神宮球場に来た阪神ファンのオッサンみたいなテンションで読むことを決意しました。

 さて、「結婚できる服」は出会い編、決め手編、彼ママ編、実践編と4つのシチュエーションで紹介されています。出会いはもちろんワンピース。男性からの声として「お高くとまっていない『活発なお嬢様』が理想です!」という、「そんなの中村玉緒しかいねーだろ」と言いたくなる意見や、「一緒に働きたいのはいつでも清潔感があって爽やかな女性」という、「んだよ、一緒に働きたい人なんて意見は聞いてねーよ」と言いたくなる意見まで。「気合いが入り過ぎは逆効果。程よく肩の力が抜けたファッションが好印象です」って、それそのまま「CLASSY.」読者に言ってやってよ。

 続く、決め手編。ここは「公園デートや記念日デート、ホームパーティなど未来を想像しやすいシーンこそ、”この子と結婚したら幸せだろうな…”と思わせる絶好のチャンスなんです」(リードより)という下心満載のシチュエーション&コーディネート特集です。公園で出会った赤ちゃんや犬に対して「かわいい~☆」っていう女と、細目で眺める男というアレです。でもさ、公園に真っ赤なカーディガン&ニットにパールのロングネックレスって、どう考えても場違いなんですけどー。そんな女っぷり、ギラギラ出されたら子どもだって泣いちゃうよ!

■過剰なライバル心が、結婚後の関係に影響を

 まだまだ「結婚できる服」特集は終わりません。次は彼ママ編。ここにはスペシャルゲストとして、姉妹誌「VERY」でお馴染みのスタイリスト竹村はま子さんが登場です。「VERY」は姑はさることながら、お受験コーデまで攻略しているエキスパート。こりゃ、参考になる? 実家への挨拶、家族行事、結婚の挨拶、顔合わせなど具体的なシチュエーションでのコーデを紹介しているんですが、まだ知りもしない彼ママを”仮想敵”と見なし過ぎてて、違和感ありあり。メディアがこういうスタンスだから、ちょっと注意されただけで「うちの姑、マジ怖い! 一緒に暮らせない」と飛躍する嫁が世の中に増殖するんですよ。彼ママなんて、彼女のスカートの一つもろくに見てないって! つうか、服より気にすべきことが他にあると思うんですが……。

 そして、最終仕上げの実践編は、まさかの単なる着まわしコーデ企画。5月1日に出会って、5月31日にはプロポーズされるという、ドリーミーな1カ月。出会いの合コンはちゃんとワンピースを着てたし、公園デートもして、彼ママの誕生日パーティーにも行ってましたけど、とっても雑多なコーデ&シチュエーションでした。なんかこれが実践編だと、拍子抜け。尻すぼみ感丸出しの特集という感が否めませんでした。

■30前後でアヒル口という悲愴

 「結婚したい!」「愛されたい!」と、島崎和歌子姐さんが住み着いているじゃないかと思うぐらい、ギャーギャー騒ぎまくる今月号には、「男のコが『グッとくる顔』の作り方」というメイクページも。「タレ目」「アヒル口」の意図的な作り方が掲載されてます。「CLASSY.」読者って、30歳前後でしょ? それで「アヒル口」を目指そうと思う人なんかいるのかな? と思ったのですが、そういえば「結婚できる服」特集の時も、「なぜ結婚したいのか」「結婚の意味」なんか微塵も書かずに、号令をかけながら放課後の校庭を走る野球部よろしく、「結婚!! 結婚!!」とつぶらな瞳で結婚への道を走ってますもんね。そういう人は、30歳でアヒル口っていう気持ち悪い所に行っちゃうのかもしれません。大の大人を盲目的にさせるなんて、女にとって結婚って、本当になんなんでしょうね。

 というわけで、「CanCan」のカワイイ狂に次ぐ、「CLASSY.」の結婚狂の誕生を目撃した今月号。まっとうに生きる人には辛い号となりましたが、そんな人におススメなのは「CLASSY.スタッフの指名買い『白T』リスト」というページです。青空バックに、白いTシャツが12枚並べられているだけなんですが、あまりに鮮やかな青と白のコントラストに、アタックのCMかと思って、クレジットを探しました。しかも、オシャレ白Tなのは分かるんですが、VネックのVが深すぎて、だるんだるんに伸びきったオヤジTシャツに見えるんですもん。やっぱ、クレジットの入れ忘れじゃないのかなぁ。
(小島かほり)

「CLASSY.」

女性誌は新興宗教という役割もあります

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