[TVツッコミ道場]

2番組で同じこと言っちゃった、”名司会者”島田紳助の嵐ヨイショ

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大物芸人とは接触のない嵐ちゃん

 嵐のメンバーが、8日間約50時間にわたって日本テレビ系の番組に出演するという、「嵐チャレンジ☆week」。

 その皮切りとして二宮和也がゲスト出演したのが、10月25日放送の『行列のできる法律相談所』。

 そういえば、島田紳助と嵐(もしくはジャニーズ)のからみって、全然見たことがない。紳助は、どんな感じの距離感でニノをむかえるのだろうか。どんなイジり方をするのだろうか。とか思って番組を見ると、開口一番、

「今や、嵐が一番CDが売れる」「ダントツやで」「ケタちがいやで」

 いじりじゃなく、ヨイショだったか。その後も、紳助の”嵐ヨイショ”は続く。今度は、

「コンサートのチケットが一番取れないアーティストが嵐」「業界人でも取れないし、本人でも取れへんのやで」

 ここでスッとニノにすり寄って、「ホンマはなんとかなるんやろ? ちょっとチケット流してくれへんかな。プレミアつけて売りさばくから」などとオトすのが、いつもの紳助的なまとめのような感じがするのだが、その日はオトさず。ただ褒めただけ。

 番組が本編に突入すると、おなじみの磯野貴理と東野幸治をイジり倒しながら、いつもの『行列』の姿に。貴理やギャル曽根、内藤大助には安心した感じに余裕ある毒舌を連発する一方、ニノには、「(ジャニーズのタレントは)礼儀正しい。素晴らしいな」と、やっぱりホメる。挨拶などがきちんとしていることに、「マジメな話、気持ちいいな。感動するわ」というのを聞くと、東京03との一件をつい思い出してしまうのは仕方ないか。

 ニノ自身が嵐の中でもいじるポイントが少なくやりづらい、というのも一つあるかもしれないが、紳助はそもそもジャニーズに興味がないのかもしれない。日テレのイベントの一環として来てもらったゲストだし。だから、「嵐のここがスゴい」という、仕入れた知識でほめておく。番組最後に、「嵐が今、視聴率とんのよ」と、もうひとほめし、「いや、そんなことないです」と謙遜するニノに向かって言った、「感じ悪いわ、ホンマ」。これが唯一ともいえるツッコミだった。

 その翌日の『人生が変わる1分間の深イイ話』には、今度は櫻井翔がゲストとして登場。その紹介のとき、紳助は言った。

「日本で一番チケットが取れないアーティストやもんね」

 アレ? 続けて、「本人でも取れない」とも言った。このくだり、デジャヴ?

 『行列』の翌日の『深イイ』、同じ司会者、同じ局、視聴者も被っていることが多いだろう。しかも、「嵐ウィーク」で、続けざまに見る視聴者も特に多いかと思われる。 それなのに、メンバーは違うけど、同じことを言うというのは、名司会者・島田紳助としては珍しい限りで、本当に興味ないんだろうなぁと、思ってしまった。

 まだニノよりはオチをつけやすいのか、櫻井には「来たくて来たんじゃないんですよ」「仕方なく来たんやろ」と言っていたが、「頼まれゲスト」との微妙な距離とやっつけ感、感じてしまいました。ちなみに、本編では流されなかったが、『深イイ』の予告映像では、「今ちょっと、嵐に付いてった方がいいですよ」「テレビも嵐の時代やで、マジで」と、やっぱりヨイショを連発してました。このときは、「いやらしいですよ!」と、誰かツッコんでオトしてくれただろうか。オンエアされてないので分からないけれど。

 さて、さらに2日後の28日、『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』には、大野智が出演。所さんと嵐。これもまた、接点なさそうだ。趣味人同士ということで、アートや釣りの話で盛り上がるのかと思えば、そんなことは全然なく、気になったのは、大野が「なんで陽に焼けてんの?」ということぐらい。ゲストとしての扱いは、せいぜい、

「今度の日曜日、スゴいことやるんですって?」

 と、3時間生特番の告知のフリをしたぐらい。ジャニーズだから、嵐だから、という興味はやっぱりなさそうでした。そのかわり、過剰なヨイショもなし。シンプル。
(太田サトル)

『ヨイショの技法 大人の人間関係をつくる方法 (単行本)』

よいこらしょ、っと

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