[連載]亀井百合子の「オシャレな女に憧れて」

ブログでコツコツ稼ぐダルビッシュ紗栄子のサエコノミー

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『Saeko』/アメーバブックス新社

 ダルビッシュ紗栄子はしっかり者である。「主人の収入では自分のものは買わない」そうである(フジテレビ系『SMAP×SMAP』8月24日放送より)。だから、自分のお小遣いはしっかり自分で稼ぐ。本当によくできた嫁である。

 かつて紗栄子は父親が運営するアパレルブランド「ペピィキティ(Pepii.Kitty)」の商品を、父親の会社とは伏せて、いち顧客として紹介していた。今はそのPepii.Kittyのディレクター。本当にちゃっかりしている。

 ちょっと前はもつ鍋屋「ふるさわ」がやたらとプッシュされていて、ネットで「ここも親戚の店ではないか」と噂された。さらに、夫のブログでも宣伝させ、「嫁さんが体調悪いので、西麻布の『ふるさわ』で1人で飯食ってます!」(7月28日)なんてこともあった。しかも「ふるさわは嫁さんの親戚の店じゃないですよ」と言い訳もさせていた。使えるものは夫も使う。なりふり構わない。恥ずかしくない。恥なんか知ってたら儲からない。

 いやいや、そんな”押し”の強さも紗栄子のいいところ。案の定、「夫の金は使わない」発言をしてから、これまでは「交際まもなく妊娠して玉の輿に乗ったしっかり者」という悪評価を下していた人も、「若いのに堅実に暮らしているしっかり者」という好評価に変えた。いずれにしてもしっかり者。こうなると、ブログに書かれているものすべて宣伝がらみと思えてしまうから不思議だ。

 女子ブログの十八番、すっぴん自分撮りも販促の一部。飾らない自分を見せることで、「私はキレイ」という自己愛を満足させながら、「私はあなたの身近な存在です」という低姿勢を示す。第2子を妊娠してからはつわりでやつれた顔まで披露。案の定、「大丈夫?」という同情と「かわいい」という感嘆の両方のコメントが釣れた。そうやって憧れと共感の両方を獲得しながら、折々で商品宣伝を挟むとバカがザクザク釣られ、紗栄ちゃんウハウハなのである。

 紗栄子の錬金術は、森永卓郎先生が提唱するセコい節約術「セコロジー」にもまさる、「サセコロジー」……だと聞こえが悪いので「サエコノミー」と命名したい。
(亀井百合子)

亀井百合子(かめい・ゆりこ)
1973年、東京都の隣の県生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスライターに。ファッション誌やカルチャー誌のライター、アパレルブランドのコピーライターとして活動中。

『Saeko』

旦那の収入なくとも、荒稼ぎですもの

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