[TVツッコミ道場]

一子相伝!? すべらない話優勝ネタ「欽ちゃん伝説」

 TVツッコミ道場、年末年始に放映された特番を中心に、ツッコまさせていただきます。

 今回ツッコませていただくのは、08年の12月27日に放送された『人志松本のすべらない話 ザ・ゴールデンSP4』。

 ゴールデン進出後は、「豪華ゲスト」を大量に迎え、合間合間でわざとらしくゲストの笑顔を抜いて見せたり、CM前後にこれまたわざとらしく、女優さんなどに「すべらんなぁ~」とエセ関西弁で言わせたりと、コアなファンからは「ガッカリ」という声も多い同番組。だが、今回も肝心の「すべらない話」そのもののクオリティは高かった。


 そんななか、MVSを獲得したのは、勝俣州和の「欽ちゃん」だったのだが、非常に巧みな話術と見事な構成で披露されたこの話、面白さはもちろん、欽ちゃんの恐ろしさを感じさせるものでもあった。

 ここで明かされた欽ちゃんの笑いの哲学は、こうだ。

「『振り』『ボケ』『ツッコミ』があって、笑いが起こる。笑いの波が起こっている間は、ボケ続けなければいけない。ボケている間は、ツッコミ続けなければいけない。その波をずっと続けたら、大きな波がくる」

 その教えを忠実に守った勝俣が、大変なことをしちゃうというエピソードなのだが、「ド天然の天才」に見える欽ちゃん、いまさらだが、実はかなり緻密に計算されているのだということを痛感させられてしまった。

 以前、小堺が『ごきげんよう』で語ったこんなエピソードがある。

 小堺が病に倒れ、入院しているときに、病室を見舞ってくれた欽ちゃんが発したのは、こんなセリフだった。

「おまえ、死んじゃうの?」

 ここで小堺がとるべき「正解のツッコミ」はどんなものだったのか。素人にはまるで想像もつかない、ギリギリのボケである。

 また、愛弟子・はしのえみがNHK『スタジオパークからこんにちは』に出演した際、こんな恐ろしい欽ちゃん哲学を披露していたのも印象的だった。

「何か相手に質問されたら、なんでも良いから、すぐ返す。意味がわからなくても、聞いちゃいけない、聞いたらおしまい。そこで話が終わってしまうから」

 質問の意図がわからないときも、けっこうあるもの。でも、とりあえず「何でも良いから考えずにすぐに答えろ」というのが欽ちゃんの教えで、こんな指示をされたのだそうだ。

「たとえば、『お母さんは?』と聞かれたら、『お母さんはお元気ですか』という意味かもしれないし、『お母さんはどこに住んでるの?』という意味かもしれない。でも、そこで聞き返しちゃいけない。聞き返したらそこでリズムが途切れて、流れが悪くなるから。『お母さんは?』と聞かれたら、『とりあえず女です』とでもいいから答えなさい」

 いつか欽ちゃんがいなくなった日(失礼……)、こうした教えを勝俣やはしのえみが本に残す、あるいは「門外不出の巻物」にでもすれば良いのに……と妄想してしまうのだった。
(田幸和歌子)

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