編集部コラム

STARTO『ウィアコン』東京ドーム公演レポ――Snow Manへの事務所の“期待度”が見えた演出とは?

2024/04/11 23:15
サイゾーウーマン編集部
会場となった東京ドーム(C)サイゾーウーマン

 みなさんこんばんは、編集M子です。昨日、東京ドームで開催された、STARTO ENTERTAINMENT所属の13組総勢75名が出演したコンサート『WE ARE! Let’s get the party STARTO!!』(以下、『ウィアコン』)に参戦してまいりました~! 「STARTO」という社名の通り、新時代の幕開けを感じた今回のイベント。個人的な所感をつらつらと書き連ねていこうと思います!

※公演のネタバレを含みますので、ご注意ください

目次

開演前、HiHi Jets・猪狩蒼弥担に元気づけられる
Snow Manに対する事務所の“期待度”
東西の“3世代コラボ”に大感激!
全13グループの印象
STARTOの“社歌”は、KAT-TUNの楽曲!? 

『WE ARE! Let’s get the party STARTO!!』、開演前のHiHi Jets・猪狩蒼弥担の姿に元気づけられる

 嵐・松本潤とSUPER EIGHT・大倉忠義という、東西の2大プロデューサーが演出を手掛けた今回の『ウィアコン』。チケット代はFC料金で1万5,000円とお高めだったことや、グッズのラインアップにペンライトがなかったことから、ネット上では「制御式ペンライト」の配布を予想する声も上がっていたため、ワクワクして入場したものの、座席にもペンラはなく、ちょっとガッカリ。その代わり、各グループのいろんなペンラが見られたのはとても楽しかったです。
 
 また、今回のような事務所の合同ライブというと、22年末まで同じ東京ドームで開催されていた『ジャニーズカウントダウン』(以下『カウコン』)が挙げられますが、それと比較すると、ステージ構成は簡素。まぁ、『カウコン』はHey!Say!JUMPなど年末にコンサートを行うアーティストのセットをそのまま用いて公演を行ってきましたし、『ウィアコン』は東京では1回のみの開催なので、仕方ないのですが……。
 
 そんなことを考えながら会場を見渡していると、見学のジュニアがぞろぞろと入ってきて、周りのファンがザワザワしながら立ち上がり、つられて私も起立。ちょうど目の前が見学席だったため、入って来た時以外、顔はあんまり見えなかったのですが、アリーナ席からジュニアのHiHi Jets・猪狩蒼弥のドアップの顔うちわ(去年のツアーグッズ)を見せてアピールし、気付いてもらえたのかぴょんぴょん喜んでいる景気のいいオタクが見え、なんだかとっても元気になりました(※このうちわの裏面です https://pop-up.merch-company.jp/s/j/item/detail/SSZJ-06321?ima=4817)。
 

Snow Manに対する事務所の“期待値の高さ”に驚き

オフィシャルグッズのSnow Manの写真。前日の夜、事前販売でゲットしました(C)サイゾーウーマン

 そうこうしているうちに会場が暗くなり、かっこいいオープニング映像が流れて公演がスタート。トップバッターはHey!Say!JUMPの「White Love」(2018年)で、メインステージから登場。さすがの貫禄と「これこれ!」となる変わらぬキラキラ感に圧倒されました。その後、センステや両サイドのサブステ、バクステと方々のステージで各組がパフォーマンスしていったんですが、年功序列でエイトやKAT-TUNが後に登場すると思っていた中、Snow Manの「ブラザービート」(22年)で各グループがメインステに集合し、全員で踊った後にMCに入ったので驚きましたよ。
 
 上層部からの指示なのか、MJ&大倉Pの案なのか……いずれにせよ、事務所内でも大事な場面で出番を任せられるグループと認められているんだな、期待されているんだなと、うれしくなりました。自担に集中しすぎて、他グループのメンバーがどんな感じで踊っていたのか見れなかったのが悔やまれます。踊らされてる感のあるKAT-TUN・上田竜也、見たかった……!
 
 その後、MCを務めたのはまさかのSixTONES・ジェシー。仕切り役はエイトの村上信五と思っていたのでとっても新鮮で、Kis-My-Ft2・千賀健永やWEST.・中間淳太、なにわ男子・高橋恭平へのコメント振りも、その唐突さに思わずクスっとしてしまいました。エイトやKAT-TUNをはじめ、先輩グループがそれをほほえましそうに見守っていたのも、とってもほほえましかったです。

合同コンの醍醐味? 東西の“3世代コラボ”に大感激!

 その後、なにわ男子・西畑大吾の紹介で5月15日にCDデビューを控えた関西ジュニア・Aぇ! groupの紹介映像が流れ、5人が登場。デビュー曲「《A》BEGINNING」を披露した流れで、関西の先輩・WEST.、なにわ男子と共に「バンバンッ!!」を歌う姿はエモさの塊で大感激! 関西担にとっても思い入れの強い楽曲、「まさかここで聞けるとは!」とうれしくなりました。
 
 また、Travis Japan、キスマイ、KAT-TUNの同じく3世代コラボもアツかった~! キスマイの「FIRE BEAT」(12年)のバックにトラジャがつき、KAT-TUNの「DON’T U EVER STOP」「LIPS」(ともに08年)のバックにキスマイ、トラジャがつくという流れで、当時を思い出し、これまた胸が高鳴ります。デビューするとなかなか見られなくなる、“先輩のバックで仕事をしている姿”を確認できるのが、合同コンの醍醐味でもありますよね。
 
 かつて“職人”とも称されていたスノの、完全にバックに徹したパフォーマンスも見たかった……(涙)。スケジュールの都合で十分なリハーサルの時間が取れなかったのでしょうが、A.B.C-Zやキスマイとのコラボ、大阪公演ではどうにかしてねじ込んでほしい所存です。
 

全13グループのそれぞれの印象

ファンから「盛れてる!」との声が上がっていたKis-My-Ft2の広告(C)サイゾーウーマン

 一曲一曲触れていったらキリがないので、ここからは各グループや個人の印象を箇条書きでつづっていきます。偏りがありますが、ご了承ください。
 
Aぇ! group
・他担からのリチャ(草間リチャード敬太)の認知度がすごい。紹介ムービー良すぎたので、大阪公演はデビューした後だけど、また流してほしい。
 
Travis Japan
・メンバー同士のダンスの揃い方がレベチ。会場が広いゆえの音ズレにより、音ハメのうまさを感じられなかったのが悔しい。

なにわ男子
・金髪みっちー(道枝駿佑)のビジュが強い。はっすん(大橋和也)がとにかく元気

Snow Man
・金髪ラウールの透明感がすごい。スタイルも相まってバービー人形みたいだった。めめラウへの歓声の大きさに驚き

SixTONES
・杖を持ってるきょも(京本大我)に困惑。一瞬で会場を自分たちの空気に染めるのはさすが

King&Prince
・れんかい(永瀬廉&高橋海人)から伝わってくる多幸感がすごい。見てるこっちも思わずニコニコ顔に

WEST.
・しげ(重岡大毅)、パフォーマンスがフレディ・マーキュリーみたいに熱くて激しい。何言ってるか聞き取れなかったけど、1人花道をダッシュして一周したり、熱量の高さは伝わりました
 
A.B.C-Z
・久しぶりに見るとっつー(戸塚祥太)、アンニュイで色気がすごくて戸惑う。五関様のファンサを見て、自分がもらったくらいうれしくなる(?)

timelesz
・アリーナトロッコや外周トロッコに乗ってるときの、悟りを開いているような表情の(菊池)風磨と、優しい笑顔の(松島)聡ちゃん、見ていてグッときた

Kis-My-Ft2
・白黒のスカート衣装がかわいい。宮っち(宮田俊哉)のパフォーマンス中の色気にいまさら気づく

Hey!Say!JUMP
・山ちゃん(山田涼介)が神々しすぎて、「さすが自発光」でした。あと伊野尾(慧)ちゃんのつや玉肌がすごくて、スキンケアが気になる

KAT-TUN
・三者三様とはまさに彼らのこと。上田くんがキャバ嬢みたいなウィッグつけてて元気出た。衣装のマントさばきはいつ見ても惚れる

SUPER EIGHT
・出番が来たときにちょっと照れながら「ここからスーパータイム入ります!」って言った横山(裕)くんがかわいすぎたのと、パフォーマンス中の会場の一体感がすごい!

STARTOの“社歌”は、KAT-TUNのあの楽曲に!? 

会場外のビジョン(C)サイゾーウーマン

  なお、これまで『カウコン』では、近藤真彦の「アンダルシアに憧れて」(1989年)や少年隊の「仮面舞踏会」(85年)、V6「WAになっておどろう」(97年)「Can do! Can go!」(98年)などを全員で歌うのが恒例となっていましたが、今回のセットリストには含まれず。75名が揃って歌ったのは、前述のスノの「ブラザービート」や、NEWSの「希望~Yell~」(04年)をはじめ、以下の5曲でした。
 
・Kis-My-Ft2「Thank youじゃん!」(14年)
・KingandPrince「シンデレラガール」(18年)
・WEST.「Big Shot!!」(19年)
・KAT-TUN「ハルカナ約束」(06年)
・14組75名によるチャリティーソング「WE ARE」(24年)
 
 特に、KAT-TUNの「ハルカナ約束」は、アルバムに収録されたのは06年であるものの、デビュー前のジュニア時代の03年から歌い継がれてきた楽曲だけに、「WE ARE」前の実質ラスト曲として歌われたことに、なんとも感慨深い気持ちになりました(SixTONES・田中樹のラップも良かった)!
 
 SNS上でもハイフン(KAT-TUNファンの総称)たちが「社歌になった!」と大歓喜していて、スノの「ブラザービート」しかり、ここからも時代の移り変わりと新時代の幕開けを感じた次第です。

 事務所に対しては、各タレントがどういう契約を結んだのかなど不透明なことがありすぎていろいろ思うこともありますが、今回の『ウィアコン』で、タレントたちが変わらずエンタメを届けてくれたことに安心。昨年末は『カウコン』がなかったため、ようやく2024年を迎えられた気持ちです。

 5月29、30日に大阪・京セラドームで行われる2公演には、今回不参加だったNEWSも出演するため、何の曲が増えて何が削られるのか、演出の変更点なども楽しみにしたいと思います。



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最終更新:2024/04/11 23:15
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