格安スーパーの人気商品、徹底比較

オーケー99円コロッケは、味もコスパもパーフェクト! ベルクは薄味でソース必須【実食比較】

2023/12/12 11:20
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
オーケーの看板画像
首都圏1都3県で140店舗以上を展開するオーケー(C)サイゾーウーマン

 唐揚げと並ぶほど身近な揚げ物であるじゃがいものコロッケ! 手作りするとなるとかなり面倒なので、いつもお店で買うという人は多いのではないでしょうか。

 そんなド定番のコロッケですが、材料のシンプルさもあって、お店の技量が表れやすい料理とも言われているとか。

 そこで今回は、人気格安スーパーの“オーケー”と“ベルク”のお芋ゴロゴロ系コロッケを実食。それぞれの特徴を比較し、どちらがより買うべき商品なのかチェックしていきます。

目次

【オーケー】「ごろっと芋の牛肉コロッケ」99円:オーケークラブ会員は、現金払いだと97円
【オーケー】「ごろっと芋の牛肉コロッケ」99円を実食:非の打ち所なし!
【ベルク】「粗くだき男爵いものお肉コロッケ」129円:売り場はバイキング式
【ベルク】「粗くだき男爵いものお肉コロッケ」129円を実食:素材の味をダイレクトに楽しめる
【オーケー】【ベルク】コロッケ、買うべきなのはどっち?

【オーケー】「ごろっと芋の牛肉コロッケ」99円:オーケークラブ会員は、現金払いだと97円

オーケーの総菜コーナーの画像
お手頃価格の惣菜や弁当が並ぶ(C)サイゾーウーマン

 まずやって来たのは、「高品質・Everyday Low Price」をスローガンに掲げるオーケー。「万一、他店より高い商品がございましたら、お知らせください。値下げします」というポスターを掲げるほど、業界最安値にこだわっている人気スーパーです。

 総菜売り場には、120円(税抜き、以下同)の「ハムカツ(無塩せきハム使用)」や2本で199円の「豚肉と玉ねぎの串カツ」など、お手頃価格の揚げ物がズラリ。もちろん味にもこだわっており、人気商品の「国産ジャンボチキンカツ」(389円)は、「一度も冷凍していない国産鶏むね肉を使用しているから旨い!」(公式サイトより)とのこと。

 あれもこれもと目移りしていると、今回のお目当てである99円の「ごろっと芋の牛肉コロッケ」を発見。1個入りと2個入りのパックが売られていましたが、1個あたりの価格は同じようです。

オーケー「ごろっと芋の牛肉コロッケ」が店頭に並んでいる画像
外見は正統派コロッケ。年会費無料のオーケークラブ会員は、現金払いだと97円でゲットできます(C)サイゾーウーマン

【オーケー】「ごろっと芋の牛肉コロッケ」99円を実食:非の打ち所なし!

オーケー「ごろっと芋の牛肉コロッケ」の画像
きれいな楕円形のコロッケ(C)サイゾーウーマン

 オーケーのコロッケは、サイズ的には一般的ですが、少し厚めで、ころっとしていてかわいらしい印象。衣の質感から、油切れの良さが伝ってきます。

 包丁で半分にカットすると、商品名通りのごろっとしたじゃがいもがたくさん! そしてその隙間を埋めるように、細かく挽かれた牛肉が混ぜ込まれている様子も確認できます。

オーケー「ごろっと芋の牛肉コロッケ」の断面画像
「ごろっと芋」の名は伊達じゃないとわかる断面(C)サイゾーウーマン

ごろっと具合いをチェック!

 さらに“ごろっと具合い”を確認するため、衣の中からじゃがいもをほじくり出してみると、お芋の塊が出るわ出るわ。粉状にマッシュされている部分は非常に少ない印象です。おそらくお芋を潰さないよう、注意を払いながら成型しているのはないでしょうか。

オーケー「ごろっと芋の牛肉コロッケ」の中身の画像
もはや“小ふき芋”を固めているといっても過言ではない(C)サイゾーウーマン

【オーケー】「ごろっと芋の牛肉コロッケ」99円を採点

芋のごろっと度 ★★★★★
食感 ★★★★☆
★★★★★

 一口頬張ると、しっとりとしたじゃがいもの甘味が口の中に広がる! 牛肉の食感はあまりないものの、肉のうまみは感じられます。

 味付けはしっかりめで、ナツメグなどのスパイスも強めに香っているため、ソースなしでも十分おいしい! 油っぽさもほぼなく、軽い口当たりで何個も食べれちゃいそうです。これは非の打ち所がない、パーフェクトなコロッケといえるのでは?

【ベルク】「粗くだき男爵いものお肉コロッケ」129円:売り場はバイキング式

 続いて、“地域密着型スーパー”を謳うベルクへ。イオングループでありながら、プライベートブランド「くらしにベルク kurabelc(クラベルク)」を展開するなど、随所で独自路線を打ち出している人気スーパーです。

ベルクの総菜コーナーの画像
扉付きの総菜コーナー。コロッケはこの中!(C)サイゾーウーマン

 惣菜コーナーの一部は、客が自らトングでつかみ、専用の“平袋”に商品を詰めるバイキング形式。お目当てである「粗くだき男爵いものお肉コロッケ」のほかに、天ぷらやフライドチキンなどがここに陳列されていました。

 コロッケの価格はオーケーよりも30円高い129円。こちらは牛と豚の合い挽き肉が使われているそうで、商品名も「牛肉コロッケ」ではなく「お肉コロッケ」となっています。

ベルク「粗くだき男爵いものお肉コロッケ」が店頭に並べられている画像
ショーケースの中は、まさに揚げ物パラダイス(C)サイゾーウーマン

【ベルク】「粗くだき男爵いものお肉コロッケ」129円を実食:素材の味をダイレクトに楽しめる

 ベルクはいわゆるプラスチックの容器ではなく、環境に優しい「エコ惣菜平袋」を採用。オーケーと比べると、パン粉が粗めで、衣の表面に多少の油っぽさを感じます。サイズはオーケーとほぼ変わらず。

ベルク「粗くだき男爵いものお肉コロッケ」の画像
家までコロッケを潰さないように運ぶ必要はあるものの、環境に配慮した包装は今後も広がりを見せそう(C)サイゾーウーマン

粗くだき感をチェック!

 半分にカットすると、一部にお芋の塊も確認できますが、粉状にマッシュされた部分が多め。お箸でほじくってみると、真四角にカットされたようなお芋の塊が出てきました。

 合い挽き肉の粒は、オーケーよりも大きめに見えます。

ベルク「粗くだき男爵いものお肉コロッケ」の断面画像
オーケーに比べ、お肉の存在感が感じられます(C)サイゾーウーマン
ベルク「粗くだき男爵いものお肉コロッケ」の中身の画像
四角いじゃがいもを発見(C)サイゾーウーマン

【ベルク】「粗くだき男爵いものお肉コロッケ」129円を採点

芋の粗くだき度 ★★★☆☆
食感 ★★★☆☆
★★★☆☆

 まず印象的だったのが、ちゃんと肉の食感と味を感じる点。オーケーのようなスパイスの風味はほぼ感じられず、塩味も薄めで全体的に優しい味付けであるため、ソースは必須といえます。

 お芋の食感はほくほく系でとてもおいしいのですが、衣からジュワッと染み出す油がどうしても気になってしまいました。素材の味をダイレクトに楽しめるのはいいものの、個人的には1個食べれば十分かなと……。ただ、今回食べたものがたまたま油っぽかった可能性はあります。

【オーケー】【ベルク】コロッケ、買うべきなのはどっち?

 絶妙な味付けと衣の口当たりの軽さ、そして鼻を抜けるスパイスのいい香りが高得点だったオーケーの勝利! ごろごろとしたじゃがいもが食べていて楽しく、牛肉の旨味もちゃんと感じられました。このクオリティーで99円は安い!

 とはいえ、素材本来の味を生かしたコロッケが好みという人には、ベルクのコロッケもおすすめ! 肉の舌触りはこちらのほうがしっかり感じられました。

 コロッケ一つとっても、お店によってここまで差が出るとは驚きです! 今後もいろいろな店舗を食べ比べながら、一番好きな味を探していきたいと思います。

※価格などは2023年12月4日時点の情報です。店舗によっては取り扱いがないこともあります。


最終更新:2023/12/12 11:36
オーケーのコロッケ、冷めてもおいしい!