[ジャニーズアイドル誌レビュー]「ポポロ」2023年9月号

King&Prince・永瀬廉と高橋海人、ファンも割って入れない“ニコイチ感”の妙味【ポポロ9月号レビュー】

2023/08/05 16:00
相原かもめ(ジャニーズライター)
「ポポロ」2023年9月号(麻布台出版社)の表紙画像
ポポロ」2023年9月号(麻布台出版社)

 「上半期振り返り!爆笑座談会」という見出しが躍る「ポポロ」9月号(麻布台出版社)が発売中です。この爆笑座談会を開いているのはSixTONES。森本慎太郎は最近、メンバー間の距離が近くなるよう意識しているそうで、その一環として、京本大我に“ぼっとん便所”の画像を送っていたとか。ぼっとん便所の画像でつながりを深めるSixTONESの下半期に期待が膨らみます。早速誌面をチェックしていきましょう!

<トピックス>
◎あの日から、はじまった。運命の出逢いSTORY Snow Man
◎ポポロ夏祭り2023
◎もしもふたりが“スパダリ”だったら(ハート) King&Prince

Snow Manで一番怖いのは阿部亮平かもしれない

 最初に見ていくのは、Snow Manが登場する巻頭特集「あの日から、はじまった。運命の出逢いSTORY」。Snow Manが各メンバーとの出逢いや第一印象を明かしています。

 2019年1月に加入した目黒蓮は、6人の既存メンバーに対し、「こわそう」という第一印象を連発。渡辺翔太は「牙がとがっている感じ」、宮舘涼太については「アクセサリージャラジャラ」と述べており、目黒にとってかつてのSnow Manは、ほぼ“輩”だったのかもしれません。一方、既存メンバー内でも、深澤辰哉は初めて岩本照に会った時「こわっ……」と思ったそうですし、その岩本は渡辺にオーディション会場で「ガンつけられていた(笑)」といいます。

 阿部亮平だけは昔からずっと変わらず優しいイメージを保っていた様子ですが、渡辺は阿部との初対面時、「金髪キノコ」ヘアだったことが強烈に印象に残っているらしく、「もっとイケイケな人だと思っていた」と回顧。誰にでも優しくおだやかな金髪キノコ(しかもインテリ)を想像すると、“謎多き人”という意味で、最も怖かったのは阿部では……という気がしなくもありません。

なにわ男子・大橋和也を熟知したファンの“夏祭りデート妄想”

 次に見ていくのは、「ポポロ夏祭り2023」。読者アンケートをもとに、「夏祭りにいっしょに行きたいJスターTOP5」「浴衣が似合うJスターTOP5」「屋台のゲームが得意そうなJスターTOP3」などのランキングを紹介しています。

 「食べものの屋台めぐりをずっとしていそうなJスターTOP3」では、なにわ男子の大橋和也が1位を獲得。大橋といえばジャニーズ屈指の食いしん坊キャラで、昨年、シソンヌ・長谷川忍とともに『黄金の定食』(テレビ東京系、1~4月放送)というグルメバラエティにも出演していましたし、この結果には納得しかありません。

 そんな中、目についたのは、大橋に1票を投じた読者からのコメント。「1度食べてみたかったけど、どんな味かわからなくて戸惑っていたら『買いーや! 口に合わんかったら俺が食べたるし(笑)。あ、間接キスになるからあかんか?』と、素で言いそう」と、選出理由を述べているのですが、オタクの“見てきたように言う”特性が遺憾なく発揮されていると感動。大橋の性格、口調、ノリを熟知していないと、この「買いーや!」はなかなか出てきませんよ! また「素で言いそう」という締めには、この妄想に対する“自信”すら漂っています。

 一方、「Jスターのペアと夏祭りに行けるなら……(ハート)」という質問では、また別のタイプのファンがハッスルしていました。例えば、King&Prince(以下、キンプリ)の永瀬廉と高橋海人を挙げた読者は「れんかいが屋台で、キャッキャしながらゲームしているところを、ただただ見ていたい……。ふたごの母親目線でホームビデオを回します!」、HiHi Jets・井上瑞稀と橋本涼を挙げた読者は「私は空気になるので、はしみずの夏祭りを空気として見ていたい!」と、それぞれ母親、空気目線での妄想を展開。2人に介入したくないという遠慮が見える一方、ただならぬ欲望を感じた次第です。

そう、オタクは見てきたように言ってしまう生き物……
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